兵庫県元県民局長の内部告発によって斎藤知事のパワハラによる問題が明らかになり、アンケート調査でも新たな事実が出てきています。
2024年8月30日の百条委員会で斎藤知事が証人として答弁する予定になっていますね。
斎藤知事は側近や県政の団体より数度辞職するよう言われていますが、一向に辞める気配はありません。
県政に混乱が生じてきていると心配する声も大きくなってきています。
ここまでして、斎藤知事が何故やめないのかを考察していきたいと思います。
斎藤知事は辞職を考えていない
兵庫県民局長の内部告発で斎藤元彦知事のパワハラ疑惑やおねだり疑惑、選挙に関わる不正疑惑、野球の優勝パレード資金キックバック疑惑が浮上しています。
斎藤元彦知事が知事職を継続するには不利な状況が続いていますし、側近の幹部や県連会からも辞職するよう進言されています。
斎藤元彦知事は、
県政を一歩一歩前に進めていくことが大切だ
と、続投を決意しています。
兵庫県知事斎藤元彦は何故やめないのか?
斎藤知事が辞職しない理由について、今までの言動やメディアの情報から考察してみました。
パワハラだと思っていない
そもそも斎藤知事は、自分の言動をパワハラと認識していない可能性があります。
知事特権の業務命令と捉えていれば、斎藤知事の頭の中にパワハラという概念が存在しないことになります。
現に百条委員会の職員アンケート中間報告の結果について、下のように発言していました
あの…仕事ですから…あくまで。
ときには厳しく指導させてもらうことはあるが、業務上必要な範囲で適切に指摘させてもらっている。
県のリーダーとして当然のことをしたまでだと思っていれば、辞職する考えには至らないのではないかと思います。
辞職することで立場が不利になる
斎藤知事が辞職することで、パワハラやその他の告発内容を事実上認めたと思われるのを避けたいと考えている可能性があります。
その他にも今まで自分が行ってきたことが辞職によって覆されたり、もし告発文書の内容が正しければ、選挙やパレード費用のキックバックなどについて、違法性が明るみに出てくることを危惧しているのではないか、とも考えられます。
また、辞職してしまうと知事報酬がもらえなくなるからでは?という考察もありますが、就任時に知事報酬の削減を実施しており斎藤知事の中ではそれほど重要な理由にはなっていない可能性もあります。
残りの任期を全うすることで、国政への挑戦の足がかりになるかもしれないので自分に不利になる行動は考えていないのかもしれません。
知事としての責任感
斎藤知事は定例会見で、知事の責任・職務を全うするために知事を継続する旨の発言をしています。
現在進行中のプロジェクトや政策がある場合、それを完遂するために辞職しない可能性もあります。
県職員はじめ関係者との信頼関係を再構築して、コロナ後の県政を作り直すことが県民に対する責任の果たし方だと思う。時間がかかるかもしれないし、道は険しいかもしれないが、全力で県政を前に進めたい
片山副知事が辞職した際には、上記のように県政を立て直すことが自分の責任だと名言しています。
支持者の期待
斎藤元彦知事の支持率は、7月末の神戸新聞の調査で15%に急落していますが、
15%の応援をしていただいている方に感謝したい
と述べています。
全体の15%とみるか、応援してくれている有権者を中心に考えるか…
考え方的には前向きですが、県のリーダーとして全体として捉えていないところが気になりますね。
「知事」に固執している?
斎藤元彦地知事は、幼少時から「知事」になることを目標として掲げていました。
斎藤知事は祖父から「元彦」と命名されています。
その由来は、祖父が元兵庫県知事の金井元彦にあやかったものでした。
祖父も斎藤元彦知事が孫の中でも特に利口だったことから溺愛していたようです。
おじいさんの影響をうけて、知事になることが目標になったのですね。
また、祖父は斎藤元彦知事がほしいといったものはすぐに買い与えたようです。
大学までの費用も全部祖父が準備したと伝えられています。
もしかすると、このころからおねだり体質があったのかもしれませんね
兵庫県知事選挙の際は有力者に対し、政策よりもとにかく知事になりたいの一点張りで挨拶に回ったとの話もあります。
知事というネームバリューに相当のこだわりをもっていたとも考えられます。
まとめ
兵庫県知事斎藤元彦はなぜ辞めないのかを、知事の言動や取材の内容について調査しました。
辞めない理由として考えられることを下にまとめまてみました。
- パワハラだと思っていない
- 辞職することで立場が不利になる
- 知事としての責任感
- 支持者の期待
- 「知事」に固執している?
斎藤知事のパワハラ疑惑の渦中に2名の職員の尊い命が失われています。
疑惑の解明が進んで、然るべき対応がなされるように願っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント