教育評論家の「尾木ママ」こと尾木直樹さん。
バラエティ番組などTV出演も多いので、みなさんよくご存知ですよね。
メディアのお仕事や著書もたくさんの実績があり、教育の第一人者です。
いじめ問題にも積極的に取り組んでおり、2021年におきた北海道旭川市14歳女子いじめ凍死事件の再調査委員会の委員長としても活動されています。
TV番組では、女性的な「オネエ」口調でとても親しみやすいのですが、ネット上で尾木ママの発言は綺麗事だと否定的な意見も見受けられます。
今回は、なぜそのような意見がでてきているのかをまとめてみたいと思います。
尾木ママの教育論は?
尾木ママは、「叱らない子育て」推奨派です!
- 感情的にならずに子供に共感を示す
- 子供が怒られる行動をした背後にある理由を理解する
- やさしく声をかけることで、子供たちとのコニュニケーションを深める
尾木ママに対するネット上での否定的な意見
これらの否定的な意見を助長するような感じで、尾木ママのマイナスなイメージのエピソードについての情報がありました。
尾木ママの発言がきれいごとと言われるようになったエピソード
ハッキング詐欺被害事件
尾木ママは2018年にパソコンがハッキングされ機能停止。
画面下の電話番号に電話をしてしまい詐欺犯人の指示通りに近くのコンビニでAmazonカード28000円分を購入し、裏面の番号を伝えてしまったのだとか。
このエピソードが「老害」と言われ、彼の提唱する教育論が古いと思われてしまったのかもしれません。
尾木ママの子供たちがグレていた?
尾木ママには長女・次女がいらっしゃいます。
そのお二人の子育てエピソードについて次のように語っていました。
- 長女さん
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いわゆる優等生。親や先生の前では言うことを素直に聞く。
TVは見ない、お菓子は食べない。
しかし大学2年生のとき、自分の部屋でバラエテイ番組を見ながらチョコレートを食べている長女を発見。
その時に、「TVを見なかったりチョコを食べないでいると、お父さんが嬉しそうな顔をするから「良い子」を演じていたと告白。
親の期待に応えようと自分の感情を抑えて良い子を演じるいわゆる「イイコ症候群」だった。
- 次女さん
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長女さんが「イイコ症候群」になってしgまったため、次女さんは伸び伸び育てる方針に。
その結果、かなりやんちゃに育った。
教室のドアに黒板消しを挟むいたずらにクラッカーを仕込んでグレードアップ
学校の中庭に向かって花火を打ち上げた
このようないたずらで半年に3回も学校から呼び出された。
このように、実際の子育ての大変さを語ったことできれいごとを言っていると反応されたのかもしれません。
尾木ママの発言が綺麗事と言われた3つの理由
ネット上での意見や、マイナスなイメージに繋がったエピソードから、尾木ママの発言が綺麗事と言われる理由を3つまとめてみました。
- 理想論で現実的に続けられる内容ではない
- 考え方が古くて、今の教育システムに合わない
- 理想論が強くて具体性に欠ける
尾木ママの教育論に賛同する意見も多数
もちろん、素晴らしい教育の方法に賛同したり、実際に助けられたという意見もたくさんあります!
まとめ
今日は、尾木ママの発言がきれいごとと言われていた理由についてまとまてみました。
尾木ママの子供の心に寄り添った「叱らない子育て」は、子供の自己肯定感と安心感を高めることができる素晴らしい方法です。
ですが、実際の子育ては一筋縄ではいかない・・・
それは尾木ママも十分に実感していることだと思います。
子供目線で考えることも大切ですが、子育てを頑張っている大人に対するフォローも手厚くなるといいですね。
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