熊本の洋菓子店「シェ・タニ」で、売れ残ったアマンドショコラの賞味期限を改ざんして1年近く販売していたと報道されていましたね。
購入された方は、びっくりしているのではないでしょうか?
シェ・タニのアマンドショコラは数種類販売されていますし、お店も数件あります。
どのアマンドショコラで、どこのお店で売っていたのかを調査しました。
シェ・タニの賞味期限改ざんの概要
シェ・タニのアマンドショコラの賞味期限を改ざんしたという報道の概要をまとめます。
- 2023年のバレンタイン商品「アマンドショコラ」が大量に売れ残る
- 賞味期限のシールを張り替えるなどして、約1年にわたり7店舗で販売した
- 本来の賞味期限は製造から3ヶ月後の2023年2月28日
- 2024年9月に元従業員が熊本市保健所に「公益通報」した
- 保健所が9月18日から店舗の調査を進めている
- シェ・タニの一部の店舗は10月13日から臨時休業
- 早ければ、10月17日から全店営業再開予定
2023年…去年の話ですよね。
元従業員さんが今年の9月に公益通報したということは、つい最近まで売っていたということでしょうか…
賞味期限切れのアマンドショコラはどれ?
賞味期限切れのアマンドショコラはどれ?
アマンドショコラは、アーモンドにチョコレートをコーティングしたお菓子
シェ・タニのアマンドショコラは、違うフレーバーのものが4種類ありました。
- ココア
- ストロベリー
- ミルク&シュガー
- キャラメル
いずれも期間限定販売で賞味期限は、
と掲載されていました。
ただ、保存方法によっては、賞味期限が短くなるとの但し書きもありました。
製造日より17度以下の保存で5ヶ月(実際にお届けする商品の賞味期限は、在庫状況により短くなりますので何卒ご了承ください。)
アマンドショコラはすべて、季節限定商品だったようですね。
過去にもアマンドショコラ自主回収している
シェ・タニのアマンドショコラは、自主回収した過去もありました。
アレルギー成分の表記ミスで自主回収しています。
【自主回収、「乳」表示ミス】2020年2月5日
(株)シェ・タニが販売した、「ルビーショコラアマンド」(他1商品)に、アレルゲン「乳」の表示ミスがありました。【回収対象商品】
・ルビーショコラアマンド
・ルビーショコラアマンド&9Bルージュ(うちルビーショコラアマンドのみ)【回収理由】
アレルゲン「乳」の表示欠落。【回収方法】
手元に該当商品がある場合は、(株)シェ・タニお客様窓口まで連絡の上、送料着払いにて返送。
(株)シェ・タニお客様窓口まで連絡。【販売者】
(株)シェ・タニ(熊本市)(株)シェ・タニ
http://www.chez-tani.com
http://www.chez-tani.com/news/?p=2618
*本サイトに掲載されている情報は、掲載時点でのものであり、すでに自主回収等が終了している場合があります。また、掲載情報の元となるURLはリンク切れとなる場合があります。2020年2月10日
NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク
過去には、自主回収するという商品管理への誠実さがあったはずなのに…
今回の賞味期限改ざんはとても残念です
期限切れのアマンドショコラを売っていたお店はどこ?
報道されていた内容では、シェ・タニのアマンドショコラは7店舗で販売されていたようです。
シェ・タニによりますと、去年(2023年)のバレンタインデー向けに販売したチョコレート菓子「アマンドショコラ」が大量に売れ残ったことから、賞味期限のシールを張り替えるなどして、約1年間にわたって7店舗で販売していました。
引用:Yahoo!ニュース
シェ・タニの公式ホームページを見てみると、お店のご案内のページには7店舗掲載されていました。
- 流団店
- 江津店
- 健軍店
- 瀬の本高原店
- 新東京店
- 熊本鶴屋店
- Boulangerie 9B 流団店(姉妹店)
この中で、瀬の本高原店は大分、新東京店は千葉県の浦安市にあります。
他の5店はすべて熊本市内でした。
こちらのInstagramは、2024年のバレンタイン限定のアマンドショコラのPRですが、この投稿によると
販売していたのは、
- 江津店
- 健軍店
- 流団店
- 鶴屋店
- 銀座通り店
- 新東京店
- オンラインショップ
となっています。
公式サイトには掲載されていない「銀座通り店」があります。
姉妹店のBoulangerie 9B 流団店は、入っていませんでした。
健康被害は?
現在のところ、おおきな健康被害が出ている報告はないようですね。
現時点で健康被害はありませんが、店は不適切な表示で販売した商品の数は把握しておらず、店の担当者は「シールの張り替えをいつ誰が指示したのかなども分かっていない」と話しています。
引用:Yahoo!ニュース
公式サイトで、社長が謝罪文を掲載していますが、そのなかでまた気になる内容を発見しました。
シュークリームや、ケーキのクリームを再利用していると報道された点についての説明です。
次に弊社がシュークリームやケーキのクリームを再利用していると報道されている点ですが、確かにシュークリームについて売れ残りからクリームを抜いて別の皮に入れて販売していた事実はあります。
しかしながら、シュークリームは消費期限が2日間ですので、新しい皮へクリームを再利用し、2日目のものは廃棄しておりました。2日目のシュークリームの皮は柔くなってしまい、1日目と皮の状態が異なっておりクリームを使用しておりました。ですので消費期限1日の商品として販売することに何らの違法性はありません。
またケーキのクリームについては売れ残ったケーキのクリームを再利用することはなく、販売時に型崩れするなどして販売できなくなったケーキに新しいクリームを使用し修正補修をしていただけですので、これについても何ら問題はないと考えていますし、フードロス削減の観点からも望ましいと考えておりました。
もっとも、今回の報道を受け、お客様に誤解を招く行為であったことを反省し、今後はシュークリームの詰め替え及びケーキへの修正補修を中止することとしました。
フードロス削減の観点は、とてもすばらしいのですが、使いまわしと誤解されるような手法を取っていた、ということですね。
例えば、当日の廃棄となってしまう商品を格安販売するとか、施設のおやつに提供するとか違う方法を考える必要がありそうです。
まとめ
シェ・タニのアマンドショコラを売っていたお店や、賞味期限切れで健康被害について調査していきました。
- シェ・タニのアマンドショコラは4種類。いずれも期間限定販売
- シェ・タニのアマンドショコラを販売していたお店は、「江津店、健軍店、流団店、鶴屋店、銀座通り店、新東京店、オンラインショップ」の可能性が高い
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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