2004年9月、岡山県津山市で発生した小学3年生女児殺害事件で無期懲役が確定している勝田州彦(くにひこ)受刑者。
現在大阪刑務所で服役中です。
今回2007年10月に兵庫県加古川市で小学2年生の鵜瀬柚希(うのせ・ゆづき)ちゃん(当時7歳)が自宅近くで刺され亡くなった事件に関して、自分の犯行をほのめかしているとの報道がありました。
さらに、2006年兵庫県たつの市の路上で小学4年生の女児を刺した事件にも関与を認めました。
なぜ、今頃この2つの事件の関与を認めたのでしょうか?
今回は、
- 勝田州彦は、【加古川女児殺害】【たつの市女児刺傷】2つの事件の関与をなぜ認めたのか?
- 勝田州彦の余罪は他にもあるのか?
について、調査していきたいと思います。
2つの事件の関与を認めたのは何故?
【加古川小2女児殺害事件】の概要
加古川小2女児殺害事件とは、2007年10月16日に日本の兵庫県加古川市別府町新野辺の住宅街で、小学生の女児が刺殺された殺人事件です。
被害者は小学2年生の鵜瀬柚希(うのせ・ゆづき)ちゃん(当時7歳)
【たつの市女児刺傷事件】の概要
たつの市女児刺傷事件は、2006年9月28日午後6時20分頃発生。
塾から帰宅途中だった小学4年生女児が路上で胸などを刃物で刺されて重症を負いました。
2024年11月7日、勝田州彦受刑者が関与を認めました。
刺した場所や回数、刃物の向きなど詳しく説明し、実際の傷口との整合性も高いということで逮捕されました。
関与を認めたのは送った手紙がきっかけ?
勝田州彦受刑者は、岡山県津山市で発生した小学3年生女児殺害事件で無期懲役が確定して服役中です。
今になって、2つの事件の関与を認めた理由はなんなのでしょうか?
勝田州彦受刑者と文通を続けているという人物が、手紙にたつの市と加古川市の事件を認めてきたと言うSNSの投稿を発見しました。
こちらの投稿では、
とあります。
この手紙を出す時に関与が判明したのでしょうか?
手紙の内容って刑務官が投函前にチェックするんですよね??
法務省のWebサイトに「刑事施設に収容されている被収容者との面会や手紙の発受等を希望される方へ」と掲載されている内容を見てみると、受刑者との文通時はあらかじめ内容の検査が行われることがある、と書いてありました。
(3) 手紙の内容に関する留意事項
ア 受刑者が発受する手紙は,施設においてあらかじめ内容の検査が行われることがあります。
引用:法務省公式サイト
もしこの投稿が事実であれば、
- この手紙を出す時に刑務官が内容をチェックした
- 刑務官が、勝田州彦被告本人に手紙の内容の真偽を確認した
- 勝田州彦被告が関与を認めた
想像の域ではありますが、上記のような流れがあったのではないかと推察します。
捜査関係者の話では、今年の5月末くらいから任意で聴取していたようです!
他の罪も認めて情状酌量狙い?
勝田州彦受刑者は、今回どのような思いで2つの未解決事件への関与を認めたのでしょうか?
逮捕される前だと自首をすることで、情状酌量を検討することもあります。
服役中に別の犯罪を自白した場合、それ自体が情状酌量の対象となる可能性はありますが、必ずしも自動的に軽減措置がとられるわけではありません。
任意聴取が始まって、最初は関与を認めてなかったようですね。
無期懲役が軽減されることはなさそうです。
勝田州彦の余罪は?今までに判明している事件
勝田州彦受刑者が関与し、すでに刑が確定した事件を下にまとめました。
- 2000年兵庫県内で女児を殴るなど暴行を加えた事件で逮捕。この時点で10件の暴行の余罪が判明
- 2009年兵庫県内で、女児に暴行を加えて逮捕。他に5人の女児をすれ違いざまに殴っていた。懲役4年の実刑判決
- 2015年兵庫県姫路市で中学3年生の女性をナイフで刺し逮捕。懲役10年。岡山刑務所で服役。
- 2018年服役中に2004年9月、岡山県津山市で発生した小学3年生の筒塩侑子(つつしお・ゆきこ)さん殺害で無期懲役。大阪刑務所で服役中。
勝田州彦の余罪は?未解決事件への関与の可能性
加古川女児殺害事件は以前から疑われていた
SNSでは、かなり以前から鵜瀬柚希ちゃんの殺害に勝田州彦受刑者が関わっていたのではないかと言われていました。
皆さんの推理力、情報発信力がすごいですね!こういう声も捜査の後押しになったと思います。
吉川友梨ちゃん行方不明事件に関与している?
2003年に発生した吉川友梨ちゃんが行方不明になった事件。
友梨ちゃんは、未だに発見されていません。
時期的に
と気になる人もいるようでした。
他にも余罪があると思っている方もいいらっしゃいます。
2000年~2015年までの小学生~中学生女児の未解決事件に関与した可能性もありそうですね。
引き続き調査します。
まとめ
今回は、勝田州彦が【加古川女児殺害】【たつの市女児刺傷】2つの事件の関与を認めた理由や余罪の可能性について調査していきました。
- 勝田州彦受刑者は、たつの市女児刺傷事件の関与を認めた
- 加古川女児殺害事件への関与もほのめかしている
- 勝田州彦受刑者と文通している相手への手紙に、加古川とたつの市の事件について自分が関与したと書いていた
- この手紙のチェックがきっかけで関与したことをほのめかした可能性がある
- 2つの事件の自白による情状酌量があったとしても、現在の無期懲役は変わらない
- SNSでは、他の未解決事件への関与を疑っている人もいる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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