コーネリアスとして活動していたミュージシャンの小山田圭吾さん。
2021年東京五輪開会式の音楽担当に就任されましたが、直後ネット上で激しいバッシング・炎上となり辞任を余儀なくされました。
炎上した理由は、過去に雑誌のインタビューに答えた「いじめ加害の告白」でした。
どのように炎上し、辞任に至ったのか、その経過をまとめてみました。
小山田圭吾のプロフィール
本名 | 小山田 圭吾(おやまだ けいご) |
別名 | Cornelius |
出身地 | 東京都世田谷区 |
生年月日 | 1969年1月27日 55歳 |
出身校 | 学校法人和光学園 和光小学校、和光中学校・高等学校卒業 |
活動 | ミュージシャン シンガーソングライター 音楽プロデューサー 作曲家 |
家族 | 妻:嶺川貴子(2012年離婚) 長男:小山田米呂 |
1989年に小沢健二さんらとともにフリッパーズギターを結成しメジャーデビューしました。
フリッパーズギター解散後に、自身によるソロプロジェクトCorneliusとして音楽活動を再開しています。
1997年にアメリカのマタドール・レコードと契約して世界的な音楽活動を展開されています。
2008年にはアメリカの第51回グラミー賞の最優秀サラウンド・サウンド・アルバム賞にノミネートされるほどの実績があります!
いじめ騒動の経過
素晴らしい音楽活動の実績をお持ちの小山田圭吾さん。
2021年7月19日 東京五輪開会式の作曲担当を辞任することになりました。
東京五輪開会式が7月23日なので、本当に直前の辞任だったのですね。
辞任までの経過をまとまてみました。
- 2021年7月14日
-
五輪組織委員会より開会式・閉会式の音楽担当者として小山田圭吾さん他の名前が発表
- 7月15日
-
各メディアに報じられると、直後からSNS上でバッシング・炎上
その原因となったのが、過去の雑誌インタビューでの記事内容。
掲載された雑誌は、「ロッキング・オン・ジャパン」(1994年1月号)と「クイック・ジャパン」第3号(1995年8月1日発行)
「ロッキング・オン・ジャパン」には「排泄物を食べさせた」という内容の記事。
「けっこう今考えるとほんとすっごいヒドイことしてたわ。この場を借りてお詫びします(笑)」と掲載されたとのこと。
「クイック・ジャパン」の取材には、小・中学校時代に
「段ボールや跳び箱に閉じ込める」
「マットレスでぐるぐる巻きにする」
「プロレス技のバックドロップをかける」
などにかかわったことや、ダウン症のクラスメイトに対する差別的な言動が掲載されたとしています。
- 7月16日
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小山田圭吾さんがX(旧Twitter)でコメントを発表
東京2020オリンピック・パラリンピック大会における楽曲制作への参加につきまして pic.twitter.com/WWedM9CJwK
— Cornelius (@corneliusjapan) July 16, 2021 - 7月17日
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五輪組織委員会はこの謝罪を受け入れて、小山田圭吾さんに担当の続投を表明します。
しかし、いろいろな団体・組織からも非難声明・抗議の声が続出
- 知的障害者の家族団体「育成会連合会」
- 日本ダウン症協会など
- 7月19日
-
五輪組織委員会は、続投の方針を変えませんでした。
しかし、当時の加藤勝信官房長官から適切に対応することが必要と定例会見で発言
結局、小山田圭吾さんが辞任を申し出ました。
東京2020オリンピック・パラリンピック大会における楽曲制作への参加につきまして pic.twitter.com/p91zE94s1t
— Cornelius (@corneliusjapan) July 19, 2021改めて、今回の騒動の経過について投稿されています。
Webサイトへが繋がりにくくなっているため、画像にてこちらへ再掲します pic.twitter.com/3Ii0fsdNPm
— Cornelius Info (@cornelius_news) September 18, 2021芸能活動も一時休止します。
- 9月17日
-
小山田圭吾さん自身のInstagramと、Corneliusの公式サイトで、謝罪と経緯説明が掲載。
その中で、雑誌インタビューとして掲載された内容が一部事実と異なると説明しました。
小山田圭吾さんは、記事の記載内容に一部違う内容として書かれているものの、学校生活でのエピソードとしては事実であったことを伝えていました。
その後小山圭吾さんは2022年5月25日、再度ご自身のTwitterと公式サイト上で自身の過去について反省の言葉を述べられ、Corneliusの活動を再開しました。
活動再開のご報告
— Cornelius (@corneliusjapan) May 25, 2022
Resumption of Activities pic.twitter.com/X6NwxWDBsB
まとめ
今回は、小山田圭吾さんが何をしたのか、東京五輪の音楽担当辞任の経過についてまとめてみました。
- 小山田圭吾さんは過去に雑誌インタビューで、学生時代のエピソードをいじめの告白として取材に応じていた。
- 東京五輪開会式・閉会式の音楽担当として発表されたときに、この「いじめ告白」の内容が暴露され抗議・批判が殺到
- 謝罪文を出し続投を試みるが、社会団体からも抗議・非難声明があった
- 官房長官からも適切な対応をとるよう指導される
- 小山田圭吾さんが辞任
- 辞任後、音楽活動を一時休止
- 2022年5月、反省文公表とともに音楽活動開始
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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