「SHIBUYA CAMP 2017」代々木公園で本気の避難訓練を体験

「SHIBUYA CAMP 2017」代々木公園で本気の避難訓練を体験

2017.3.15

過去東日本が被災した3月11日、週末の代々木公園では「SHIBUYA CAMP 2017」というイベントが開催され、渋谷が被災した場合の状況を想定された訓練が行われました。編集部はこのイベントを体験してきたのでレポートしたいと思います。

こんな内容

被災した際の対処法を実践で学べる

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SHIBUYA CAMPとは、都内で災害が起こった際に生き延びる術を学ぶために、代々木公園に1泊して、専門家のアドバイスを受けながら実際に被災時を想定しながら渋谷の街を歩いたり、本格的な被災訓練が体験できるプログラムです。
2012年9月の第1回から毎年実施されており、今年は東日本大震災のあった3月11日の開催となりました。

テント設営体験

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夜寝泊まりするためのテントは参加者たちが自分で設営を行います。
毎回テントを提供しているというアウトドアブランドのロゴスのスタッフによるレクチャーを受け、道具の使い方や設営の方法を学びます。
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ミッショントレーナーによる自助講座

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ミッショントレーナー(危機管理コンサルタント) の浅野氏による「自助講習」が初級編、中級編と計2回行なわれました。被災時に安全を確保する為の方法や、生き延びる為に選択すべき手段についての説明を受けて、参加者は後のフィールドワークに向けて真剣に聞いています。
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普段は企業や官公庁に対して技術提供、訓練指導などのコンサルティングを行なっているミッショントレーナーの浅野竜一氏。

アルファ化米を使用した被災料理を体験

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夕飯には本格的なパエリアが振る舞われました。
ただし、使用されたのは普通のお米ではなく「アルファ化米」。アルファ化米は乾燥処理が施された防災用の保存食で、お湯をかけるだけで食べられる状態になります。
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アルファ化米を使用して作られたパエリア。
この料理を提供したのは、豊洲で本格的なスペイン料理を味わえる店「バルゲデー」
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フィールドワークに同行!

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被災した状況を想定して実際に市街地の中を歩き、起こりうる危険や避難経路を確認するフィールドワークは、日中、夜間、明け方の計3回行なわれました。
編集部は、明け方(朝5:00頃)の回に同行してその様子を体験して来ました。
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フィールドワークから戻ると、実際に歩いてみて感じたことや避難時に気をつけたいと思ったポイントをグループ毎に発表するAAR(振り返り共有会)の時間。
普段と違った目線で体験する渋谷の街の様子に、改めて危機管理の意識をもったという参加者が多かった印象でした。

朝食の豚汁が最高でした

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朝のフィールドワークが終了すると、お待ちかねの朝食が待っていました。
外苑前の「ことり食堂」特製の豚汁は冷え切った体を温めてくれました。
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SHIBUYA CAMPの活動に今後も注目

次回開催は2017年9月を予定しているそうです。気になった方は参加してみてはどうでしょうか。

SHIBUYA CAMP
主催:東京都公園協会
共催:一般社団法人 Project72、特定非営利活動法人シブヤ大学
後援:渋谷区
協力:ロゴスコーポレーション、株式会社アイネット、サイバートラスト株式会社、 株式会社ユビキタス、特定非営利活動法人クライシスマッパーズ・ジャパン その他

Project72 | Facebook

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発災後72時間の自助・共助スキルを高める意識啓発と知識提供というProject72の目的の元に、個人、組織を超えてプロジェクトチームとして活動しています。
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この記事を書いた人:≠REPROFILE編集部

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