
スタジオ設立30周年記念ピクサー展 東京・長崎で開催
2016.9.12
東京都現代美術館で、2016年の3月5日から5月29日の間に開催された「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」が7月27日から9月8日まで、長崎県美術館に巡回して開催されます。最新作『アローと少年』などの人気アニメを生み出したスタジオピクサーのアーティストのドローイングやカラースクリプト、キャラクター模型などのアートワークが約500点展示されています。
こんな内容
キャラクターが紡ぐストーリーと世界観
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30年前の1986年アメリカのカリフォルニアでピクサー・アニメーション・スタジオは誕生しました。1996年日本でも公開された『トイ・ストーリー』ではアニメーションキャラクターとストーリー展開にすっかり心を奪われました。ピクサーのアーティストとデザイナーたちは、ストーリーやキャラクターで世界観を描くアニメーションを製作しました。「ストーリー」、「キャラクター」、「世界観」の3つをキーワードとして、展示の「ピクサー映画のできるまで」では、キャラクターの生みの親であるアーティストたちのインタビュー映像が公開されて、おなじみのキャラクターが現在の姿になるまでの道のりを見ることができます。
迫力ある2つのインスタレーション
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世界巡回展のために用意した大型インスタレーションは感動的です。『トイ・ストーリー ゾートロープ』は、ウッディやバズなどキャラクターを立体的にしたフィギュアを円盤に置いて、暗闇の中で回転させ、それらをストロボライトを使って照らすことでまるで動き出すように見える、アニメーションの原理を体感できます。また『アートスケープ』は平面上の絵画や手書きのデザイン画などのアートワークをデジタル処理して、幅10mを超える大型スクリーンに動画コンテンツとして投影するもので、音響効果もあって臨場感のある空間を楽しむことができます。
映画製作の裏側を一緒に楽しめる
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『ファインディング・ニモ』や『インサイド・ヘッド』などのアニメーションの裏側もストーリーボードやカラースクリプトで楽しむことができます。ストーリーボードとは映画製作の過程で創出したアートワークをシーンごとにまとめたもので、カラースクリプトは色彩を用いて大まかに描かれた一枚で、映画の全容をたどることのできる地図のようなものだとデザイナーは考えています。ピクサー展を堪能した後は、好きなアニメーションのアートワークやロゴ、イニシャルチャームを選んで、自分だけのオリジナルトートバッグをその場で作ることもできます。
設立30周年記念ピクサー展 東京・長崎で開催
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30周年記念ピクサー展は、『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』から『アローと少年』のアニメーションで描かれたアートワークおよそ500点を展示。特別に製作されたインスタレーションやアーティストの映像も同時に楽しめる展示会です。
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この記事を書いた人:ミドルN