
挫折を味わえたから感謝がある。俳優・伊万里有の過去と未来
2017.4.19
今旬な男子を紹介する『Men's boost』。前編に引き続き今回は俳優、伊万里有さんの手放せないアイテムや、今までの価値観を揺るがせた体験、俳優としてのこれからを語っていただきました。
こんな内容
--マイバックの中に、けん玉が。普段からいつもけん玉を持ち歩いているのですか?
「そうですね。けん玉は競技用自転車のBMX仲間の影響で始めました。空き時間などに練習しています。毎日けん玉の技を成功させるまでお風呂に入らないというマイルールを設けていたりもします(笑)」
その他に自分のマイルールはありますか?
「基本的には『やりたいことをやりたいときにする』という性格ではあるんですが、無意識のうちに気付いたらお風呂にお湯を貯めて、1分間潜るということを毎日してしまいますね。」
--そんな独特なルール以外にも体形維持のため日々トレーニングを欠かさない伊万里さん。具体的にはどのようなトレーニングを毎日されているのでしょうか?
「タンパク質を多めに摂るように気を付けながらジムに通ったりランニングをしています。運動を続けていくうちに疲れにくい身体になりましたね。今29歳なのですが、若く見られることも多いです。」
--学生時代から運動は得意だった?
「体育は好きでした。座学でいうと、数学は苦手でしたが社会の地理は得意でしたね。地図を眺めているのが好きだったんです。それもあり、17歳から25歳の間、8年間かけ日本全国を回ったこともあります。」
--何をきっかけで始まった旅なのでしょう?
「上京する前に、初めて東京に出てきたのがきっかけです。高校の夏休みに青春切符を買って電車で向かいました。初めて降り立った東京はどこを見渡しても自然がなくて、まさに『コンクリートジャングル』という言葉をダイレクトに感じましたね」
--その旅の中で印象深かったことは?
「日本は1つの国として文化も国民性も一括りにされてしまいがちですが、県1つ1つがもはや国であるんだな、と感じました。その県に住んでいる人によって顔の系統も変わってきますし、カルチャーも違います。それぞれの県に違う良さがありますね。」
--特に記憶に残っている県はどこでしょう?
「高知県に行ったとき、丁度よさこい祭りの時期だったんです。お祭りは迫力があって圧巻でした。新鮮なカツオを食べた思い出もあります。県や季節によって時物を楽しむのも旅の魅力ですね。冬に青森に出かけて宿が無く雪が降っている中、屋外でダンボールにくるまって眠ったこともあります(笑)
全ての県に行くと、仕事現場で初めて話す人でもその人の出身地の話で盛り上がれるんです。共通言語ができてコミュニケーションにも役立っていますね。」
全ての県に行くと、仕事現場で初めて話す人でもその人の出身地の話で盛り上がれるんです。共通言語ができてコミュニケーションにも役立っていますね。」
--俳優業として印象に残ったお仕事はありますか?
「漫画原作のショーのステージです。公演期間は1年2ヶ月と長く、1日に20分のステージを8回こなしたこともあります。体力は必要ですが舞台と客席が近いのでお客さんのリアクションがダイレクトに伝わってきて、演者の思いにお客さんが応えてくれる喜びを感じました。そのときにエンタメが存在することの意味を痛感しましたね。」
--今後はどんな俳優として活動していきたいですか?
「正直、売れたいという思いはあまりないんです。ですが、夢は『俳優を一生続けていくこと』です。主演、脇役関係なく演技をし続けたいと思っています。俳優の道を一度諦めかけたこともあり、今こうしてまた俳優として活動出来ていること自体にありがたみを感じているんです。NGがなく枠にハマらない俳優としてこれからも活動していきたいですね」
飾らぬ素顔の奥に潜む俳優業への情熱。無邪気に、そしてひたむきに俳優としての日々を噛み締めながら活動している伊万里有さん。今後も彼の動向に目が離せません。
【伊万里有さん出演情報】
・2017年4月21〜4月30日
舞台「破壊ランナー」
・2017年4月28日発売
【DVD】ミュージカル『刀剣乱舞』 〜真剣乱舞祭 2016〜
・2017年5月25日〜6月4日
舞台「ALL OUT!!THE STAGE」等
・2017年4月21〜4月30日
舞台「破壊ランナー」
・2017年4月28日発売
【DVD】ミュージカル『刀剣乱舞』 〜真剣乱舞祭 2016〜
・2017年5月25日〜6月4日
舞台「ALL OUT!!THE STAGE」等
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この記事を書いた人:≠REPROFILE編集部