「人前で演技をするなんて考えられなかった」消極的な高校生が俳優、栗原吾郎になるまで

「人前で演技をするなんて考えられなかった」消極的な高校生が俳優、栗原吾郎になるまで

2017.6.22

高校1年生から芸能活動を行い、現在映画や舞台、ドラマなど活躍の幅を広げ続けている栗原吾郎さん。実は消極的で引っ込み思案な性格だったと自身を振り返る彼の意識の変化や現在通っている大学での生活などを赤裸々に語ってもらいました。

こんな内容

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--まず始めに栗原さんが芸能界に入ったきっかけは何だったのでしょう?

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「中学校3年生のときに受けたスカウトです。それまでスカウトは5、6回受けていたんですが、テニスを熱心にしていた時期だったので断っていました。きっかけとなったスカウトも過去2、3回声をかけてくれた同じ方からのスカウトでした。」

--なぜ、断り続けていたスカウトを受ける気持ちになったのですか?

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「小学生からテニスをしていたんですが、中学3年生のときに部活を引退したんです。それまでは毎日テニス部とテニススクールに通う日々だったので、芸能界に入ることは考えていなかったのですが、引退したタイミングでまた声をかけてくれたことが大きかったですね。」

--芸能界に興味があったのでしょうか?

「いえ、元々消極的で引っ込み思案だったので人前で演技をするなんて考えられなかったです。慣れてきたのも最近の話です。最初のうちは台本を読むだけで、緊張していました。」

--そこから意識の変化はありましたか?

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「はい、高校生のときに受けていた演技レッスンの先生に出会ってから、プロとしての意識が明確に芽生えました。先生には演技以外にも『大人の世界で一緒に働くのだから高校生であることは関係ない』ということを学びました。そこから『俳優として日々をどう過ごすか』を考えるようになりましたね。」

--高校から大学に進学され、現役大学生でもある栗原さん。現在はどんなキャンパスライフを送っているのでしょうか?

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「今、大学4年になるのですが、単位はほぼ全て取得しているので、実際にはもうほとんど大学へは通っていない状態です。大学1〜3年時は講義を受けて、すぐに帰宅する、という生活を繰り返していました。あまり華やかなキャンパスライフを送った記憶はありませんね(笑)」

--計画的にスケジュールを組まれていたのですね。大学では何を主に学んでいたのでしょう?

「社会学部に在学しています。主に物事をいろんな視点で見る、という考え方を学んでいます。」

--特に印象に残っている講義はありますか?

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「週に1コマ、外部からさまざまな分野で活躍している方がゲストとして来る講義は楽しかったですね。芸能の話が出たこともありました。『これから日本の芸能は日本国内のニッチなマーケットを世界に発信していくべき』という話は今でもよく覚えています。」

--物事を多面体的に見る癖が養われそうですね。

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「そうですね。自分で議題を決めて、スピーチを行う講義もありました。テーマに対してのメリットとデメリットを提示し、結論を発表する、というものです。そのおかげもあって、イメージだけに捉われず物事を考えられるようになりました。」

--今の私生活ではどう活かされているのでしょうか?

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「例えば、幽霊。幽霊って確かに怖くて太刀打ちできないイメージがあるけど、今まで実害を及ぼしたケースはないですよね。なので実際に出て来たとしても『きっと話し合えばわかるんじゃないか』など考えたりしています(笑)」
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高校生から早くも大人の階段を登り、大学生になった今、物事の本質を見る思考を身に付けた栗原吾郎さん。今後さらなる成長が期待できる栗原さんの後編インタビューでは、プライベートでの過ごし方や、いつも持ち歩いているアイテムなどを紹介していきたいと思います。
映画「人狼ゲーム マッドランド」
監督:綾部真弥
配給:AMGエンタテインメント
2017年7月15日(土)よりシネマート新宿ほか公開
http://jinro-game.net/
※宇佐美慧 役
Photo:Teruo Horikoshi
Interviewer:いちじく舞
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この記事を書いた人:≠REPROFILE編集部

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