
井澤勇貴の俳優になった不純な動機と俳優業に本気になった理由
2017.8.10
小学生で芸能の世界に入り、歌やダンス、アクションなど幅広い表現の手段を持つ俳優の井澤勇貴さん。今ではメインキャストとしてドラマへ出演、舞台の主演に抜擢されるなど、新進気鋭の若手俳優の一人として圧倒的な存在感を放っている彼。今回の『Men's boost』ではそんな井澤さんのプライベートや現在に至るまでの道のりに焦点を当てました。
こんな内容
--オフの日は何をされていることが多いですか?
プライベートではアーティストや、アパレル関係、デザイナーの友人など、違う職業の人たちといることが多いですね。僕自身、洋服が好きということもあって、デザイナーの友人と『何か一緒にデザインしたいね』と会話しています。何気ない会話の中で新しいことが生まれることも多いです。
--最近、新たにチャレンジしたことは?
7月29日に役者仲間3人でバスツアーを企画しているんです。そこで始めて物事の過程から作ることの難しさを知りましたね。ただ、難しいからこそ、愛着も同時に湧きました。今後も継続して企画していきたいですね。
--井澤さんが芸能の道を志したきっかけは何だったのでしょう?
母親の友人が芸能事務所に履歴書を送ったんです。僕自身は何か明確な目的や目標があるわけではなく『モテるだろうな』という不純な動機で芸能の世界に入りました(笑)
--芸能の道で生きていくと決心できたのはいつからですか?
実は『やればできる』とわかると、すぐ完全燃焼してしまうんです。
例えば、勉強の中でも特に苦手だった数学。母親に叱られたことがきっかけで『一度、本気で勉強してみよう』と思ったんです。数学は一番点数が低かったときで、最初の基礎問題しか解けず4点だったこともありました(笑)
例えば、勉強の中でも特に苦手だった数学。母親に叱られたことがきっかけで『一度、本気で勉強してみよう』と思ったんです。数学は一番点数が低かったときで、最初の基礎問題しか解けず4点だったこともありました(笑)
--真剣に勉強した結果は?
学年で一位になれたんです。そこで『勉強はやればできるんだ』とわかってすぐやめました(笑) そのあとはサッカーを本気で練習し始め、一番最初の試合で2得点決めたんです。これも、数学と同じようにすぐやめてしまいました。
ただ、事務所に入ってから学んだ歌やレッスンはいくら練習しても満足する出来にはならなかったんです。そこで歌やダンスの深さを知ってハマってしまいました。
ただ、事務所に入ってから学んだ歌やレッスンはいくら練習しても満足する出来にはならなかったんです。そこで歌やダンスの深さを知ってハマってしまいました。
--先ほど話に少し出てきた、井澤さんのお母さんはどんな方なのですか?
太陽のような人です。明るくて、周りの人を照らすような。尊敬していますね、反抗期もありませんでした。家族自体すごく仲がいいので、母親と2人で買い物に行くこともあれば、妹や父親と2人で出かけることもあります。
--お父さんはどんな方なのでしょう?
父はお好み焼き屋と美容室を営んでいるんです。僕が14歳のときに父が脱サラをして始めたお好み焼き屋は今年で10年、美容室は2年になります。美容室の方は、お好み焼き屋の近隣にある美容院で勤めていた美容師の独立を手伝う形で始めた開業ですが。
--なぜ会社員からいきなりお好み焼き屋に転身を?
父は『今だからできること・今やりたいこと』を常に追い求めているような野心家なんです。とにかくやると決めたら行動するまでが早く、逃げられない状況に自らを追い込むような人です。そんな父を偉大だと感じているし、嫉妬もしましたね。
--父を超えられるような存在になりたい?
仲は良いのですが、父は今の僕の俳優業に関して全く褒めないんです。舞台も見に来ることはありませんね。それは『今の頑張っている過程は応援しているけど、お前が定めた目標に到達していないうちは、まだ評価できない』という父なりの激励だと思っています。やるからには成功して父と肩を並べたいですね。
絆の強い家族に支えられながら歌やダンス、芝居の世界を今も尚、深め続けている井澤勇貴さん。さらに、色々なフィールドの友人と立ち上がるプロジェクトを通し、今後も俳優の井澤さんとはまた違った表情を見ることができそうです。『Men's boost』後編では、そんな彼のバッグの中身や少し変わったマイルールなどを紹介していきたいと思います。
Photo Gallery
Photo:Teruo Horikoshi
Interviewer:いちじく舞
Interviewer:いちじく舞
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この記事を書いた人:≠REPROFILE編集部