
鏡の中の自分との会話で自らを磨く、独特な習慣を持つ俳優 井澤勇貴
2017.8.24
『Men's boost』前編では井澤勇貴さんが俳優として生きていこうと決断したきっかけや、強固な絆を誇る家族とのエピソードを赤裸々に語っていただきました。後編では俳優人生に起きた変革、プライベートでの井澤さんの知られざる素顔に迫ります。
こんな内容
【≠REPROFILE】Men’s boost 井澤勇貴
via www.youtube.com
--長い芸能生活の中で、井澤さんに大きなインパクトを与えた出来事はありますか?
次で6作目の公演になる『メサイア』というシリーズの舞台です。今回初めて主演をやらせていただくことになって。スパイ候補生が2人1組になってタッグを組み、次々に巻き起こるアクシデントに立ち向かう…というストーリーなんですが、今までの舞台の中で一番アクションが大変で難しいんです。
幕開け直後に何人もの敵と戦う5分間のシーンがあるんですが、形にするだけで2日、仕上げに一週間かかったりもしています。『呼吸を合わせないと怪我するな』という気持ちで挑んでいますね。
幕開け直後に何人もの敵と戦う5分間のシーンがあるんですが、形にするだけで2日、仕上げに一週間かかったりもしています。『呼吸を合わせないと怪我するな』という気持ちで挑んでいますね。
--舞台を終えた後、SNS上でエゴサーチはされますか?
昔はしていました。ただ、今はしていません。もちろん読んでいて嬉しいことも書いてありますが、中には少し本質とは違う評価をされていたりすることもあるからです。例えば役柄上、格好悪く見せることが正解だった場合『格好悪く演技ができていることが格好良い』現象が起こると思うのですが、ただ『格好悪い』と捉えられてしまうことがあったりして。気にしてしまうので見ないようにしています。
--プライベートで手放せないアイテムはありますか?
今気に入っているのは、韓国の『Dr.Jart+ ラバーマスク』です。普通のパックって顔に乗せる時間は15〜20分くらいだと思うんですけど、これは40分くらい乗せっぱなしでも大丈夫なんです。何種類か出ているんですが僕は乾燥肌なので青の保湿効果が高いものを使ってます。次の日、本当にプルプルになりますね。
--それ以外で常備しているケア用品はありますか?
イヴ・サンローランの『フォーエバー リブレイター ウォーター オイル』という化粧水導入液を使っています。使っているときといないときでは化粧水の浸透力が全然違いますね。あとはAesop(イソップ)の『B&T バランシング トナー』という化粧水です。落ち着く自然な香りで僕の肌には合っていますね。
--バッグの中にもAesopのアイテムがありますね。
これはボディスプレーですね。ローズマリーの香りが大好きなので、いつも持ち歩いています。荷物は少ない方なのですが、最近はハンドスピナーにハマっていて、いつも持ち歩いています。虹色に光るタイプも持っていたんですが、回していたら隣にいた子供がジーッと見ていて『欲しい?』と聞いたら『うん』と答えられたのであげちゃいました(笑)
--そんな井澤さんが日常的に行なっている「マイルール」を教えてください。
2つあって、1つはトイレに入ったら入る前より綺麗にして出ること。2つめは朝起きた後と寝る前、鏡の中の自分と会話することです。
--どんな会話内容なのでしょう?
『今日どうだった?』や『最近嘘ついてることある?』など様々です。これは俳優の杉良太郎さんから教えていただいて毎日やっているんですが、自分と話すときの表情を見ているんです。あとは自分自身、意地っ張りな性格で、間違っていると気付いていても引っ込みがつかなくなることがあるんです。そういうときに『あのとき謝るべきだったよ』『うん、本当はわかってるんだよな』と自分と会話していって、解決策を見つけたりします。徐々にキリッとした、甘えがなくなった顔つきになってきたと思います。以前、実家で母親に見られたときはびっくりされましたが、今ではもう慣れたみたいですね(笑)
ときには独特な手段を使って、自身の表現にストイックに向き合う井澤勇貴さん。舞台に対しての心境や日々の習慣など包み隠さず語ってくれた姿が印象的でした。ブレない自分の軸を持ち、進化し続ける俳優 井澤勇貴さんの姿を今後も注目していきたいと思います。
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Photo:Teruo Horikoshi
Interviewer:いちじく舞
Interviewer:いちじく舞
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この記事を書いた人:≠REPROFILE編集部