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オーディションのステージ上で悔しくて号泣した過去、俳優としての今を語る佐伯大地

2017.9.14

大学のミスコンをきっかけに芸能界に飛び込んだ佐伯大地さん。現在はシリーズものの人気舞台や、ドラマ「愛してたって、秘密はある。」でもその活躍を目にすることができます。今回の『Men's boost』ではそんな佐伯さんが、ステージに立つまでのプロローグ、その後の芸能人生で起きた印象深い出来事などを語っていただきました。

こんな内容

【≠REPROFILE】Men’s boost 佐伯大地

via www.youtube.com

--映画をよく見られる佐伯さん。人生の中で一番印象に残っている映画は？

ありがちですが、やはり『ショーシャンクの空に』ですかね。わかりやすく涙を誘うシーンは無いのですが、映画全体の世界観に感動し、最後はいつも涙しています。主人公が毎日コツコツ脱獄をするための穴を掘っていき、いざ脱獄が成功して、ひらけた世界を見ることができるシーンでは、僕自身も『世界はこんなに広いのに自分はなんてちっぽけな存在なんだろう』と思いますね。

--映画は昔からよく見ているのですか？

元々父がすごく映画好きな人で、小さい頃からよく映画館に連れて行ってもらっていたんです。その頃は映画館で働きたかったんですが、色々な作品に触れていくうちに『スクリーンに映っている自分を見たい』という想いが強くなり、俳優を目指し始めました。

--お芝居を学び始めたのはいつ頃からだったのでしょう？

大学に入ってから演技や映像について学び始めました。最初は劇団に入らなければ演技は学べないのかなと思っていたんですが、大学でも演技を学べると知って入学しましたね。

--その後、芸能界に入るきっかけは何だったのでしょう？

大学のミスコンに芸能事務所の方が見に来ていて、「今度うちが主催するオーディションに参加してみない？」と声をかけてくれたんです。

--そのオーディションの結果は？

残念ながら何の賞も取れなかったんです。そのときは、まだ自分の考えが幼稚だったこともあり主催側から声を掛けていただいていたし、役者志望も数人しかいなかったので絶対グランプリが獲れると確信していました。それが結果的に何の賞もいただけず…。

あまり感情を表に出すタイプではないんですが、そのときばかりは、帰り道に大号泣してしまいましたね。
普段は全然母親と連絡を取る方ではないんですが『オーディション、ダメだったよ』と泣きながら電話して(笑)　
そのオーディション後、落ち込んでいる僕に声をかけてくれたのが今のマネージャーさんと事務所の社長です。せっかくいいお話だったのに当時は『どうせ俺はダメだったし…』と自暴自棄になっていましたが(笑)

--芸能活動を始めてから大きなインパクトを与えた出来事はありますか？

『美咲ナンバーワン!!』というドラマに出演させていただいたとき、終盤で台詞を多めにもらえたシーンがあったんです。助監督やADの方に協力していただいて練習を重ねたんですが、案の定本番はものすごく緊張してしまって。撮り終えた映像に映っていたのは、役者としての自分ではなく『ただ照れながら台詞を言っているだけの自分』でした。そんな自分に落ち込んだし、呆れもしました。ただ、その経験が今の糧になっているとも言えますね。

--今後、どんな俳優として活動していきたいですか？

役者として、誰かに影響を与えることと、出会いや経験を経て自分を変えていくことの２軸で活動していきたいと思っています。やはり、実際の経験を通さないことには表現力は磨けないと思うんです。自分の経験が、役者としての自分にもいい影響を及ぼしてくれると思っています。

ご自身のことを無邪気に、時に熱く語ってくれた佐伯大地さん。今後もそんなのびのびとした姿勢を持って俳優・佐伯大地の可能性を拡大し続けてくれそうです。後編ではそんな佐伯さんのプライベートや、知られざる学生時代のエピソードなどをご紹介していきたいと思います。

出演情報

・NTV系　日曜ドラマ「愛してたって、秘密はある。」
井上大吾役出演
http://www.ntv.co.jp/aishitetatte/

・NTV系　毎週木曜２１：５４〜放送「街活ABC」

・ミュージカル「刀剣乱舞」２０１７年秋　新作公演
　
・ミュージカル「刀剣乱舞」真剣乱舞祭2017
https://musical-toukenranbu.jp

・佐伯大地2018カレンダー１２月１８日発売
12月16日&17日に発売記念イベント開催
http://slf-ltd.com/1712saeki/