「ずっと一匹狼だった」俳優 佐伯大地の意識が変わった瞬間とは

「ずっと一匹狼だった」俳優 佐伯大地の意識が変わった瞬間とは

2017.9.28

『Men's boost』前編では佐伯大地さんの「俳優」というステージに上がるまでのエピソードをご紹介しました。インタビュー後編では、俳優になる前段階にあたる、ひとりの人間「佐伯大地」が構成されるまでのストーリーをご紹介。さらに、プライベートで重宝しているアイテムやマイルール、人気舞台の裏側なども合わせてたっぷりと語っていただきました。

こんな内容

【≠REPROFILE】Men’s boost 佐伯大地

--大学に入る前、どんな学生時代を過ごされてきたんですか?

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中学生から高校生までずっと一匹狼でした。当時はそれがかっこいいと思っていたこともあり、周りと打ち解け合おうという気持ちがあまりありませんでしたね。心の棘が溶け出したのは高校を卒業する間近です (笑)

--何がきっかけだったのでしょう?

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親友が1人だけいて。その親友と卒業前の2月、自動車教習所の免許合宿に通い始めたんです。二段ベッドが2つある4人部屋で、そこには少し歳上の大学生がいたり、社会人がいたりしましたね。徐々に合宿メンバーとは仲良くなっていったんですが、親友とはある日、大喧嘩をしてしまって。

--それは何が引き金で?

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合宿仲間と『みんなで肝試しをしよう』ということになったんですが、親友は極度の怖がりで、でも参加させたい一心で説得していたら、親友がキレて泣き出し、部屋に戻ってしまったんです。その後、部屋に戻れず近所の公園のブランコに座って時間をつぶしていたら、なぜか自分も泣いていましたね(笑) 
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そしたらバイクの免許を取りにきていた25歳のお兄さんがそこをたまたま通りかかって、色々話を聞いてもらっている内に『それは佐伯くんから謝りなさい』と諭されました。その後、二段ベッドの上の段にいた親友を銭湯に誘い出し、湯船に浸かりながら『さっきは悪かった』と謝り、仲直りしました(笑)  あの時期に、色々な年代の人たちとの交流を通して、自分のさまざまな感情と出会えたんだと思います。

--佐伯さんがつい行ってしまう自分だけの「マイルール」はありますか?

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寝るときにはブランケットを首に巻いて、その首元を掴みながら寝ます(笑) ブランケットは綿っぽい素材で、季節関係なく使っていますね。今ではもう三代目です(笑)

--それ以外に日頃から手放せないアイテムはありますか?

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香水ですね。『サンタ・マリア・ノヴェッラ』というブランドの『トバッコ・トスカーノ』という香りです。タバコを思わせる少し甘い香りです。

--カバンの中にはその香水のアトマイザーも入っていますね。

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そうですね。ボトルから移し変えています。このLUSHのリップバームは同じシリーズのリップスクラブも使っているんですが、本当にツルツルになります。財布は『ジミーチュウ』のものを使っていますね。

--秋に新作が公演される人気舞台ミュージカル「刀剣乱舞」。初めて携わったときのことを教えてください。

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とにかくそれまでに経験した舞台と比べて、規模が桁違いでした。1000人キャパの劇場や、発売直後に即売するチケット、稽古の進め方など、驚きの連続でしたね。例えば、舞台で使う小道具の刀ひとつにしても『刃の部分の輝きが…』など細かい部分で作り直しを指示していたりして、クオリティの高さを求める姿勢に興奮しました。稽古も毎日朝から夜まであり、出演者のみんながゲッソリしていったのを覚えています(笑) この舞台を経て、俳優としての覚悟が決まったと思っています。
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人と距離を置いていた学生時代から意識の変革が起こり、今では人見知りをせず、チームワークを重視するようになってきたと語る佐伯大地さん。今後もそんな進化し続ける佐伯大地さんの動向を要チェックです。

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Photo:Teruo Horikoshi
Interviewer:いちじく舞
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この記事を書いた人:≠REPROFILE編集部

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