「幼い頃の夢は仮面ライダー」俳優として歌手として、楽しみながら成長を続けるXOXの木津つばさとは

「幼い頃の夢は仮面ライダー」俳優として歌手として、楽しみながら成長を続けるXOXの木津つばさとは

2018.3.16

Sony Music・WEGOが手掛けたオーディション「ボーイズ・グランプリ2014」に合格。ダンスボーカルグループXOX(キスハグキス)のメンバーとなった木津つばささん。最近では歌手としての活動以外にも、人気舞台やミュージカルに出演し、俳優としても活躍しています。≠REPROFILEスペシャルインタビュー「Men's boost」前編では、広島での幼少時代、芸能界に入ったきっかけ、舞台の裏側などを語っていただきました。

こんな内容

--さっそくですが、なんと呼ばれることが多いでしょう?

 (24439)

よく呼ばれるのは、「つばさ」「つーくん」「づっつー」ですね。づっつーは平仮名にすると「きづつばさ」なので、間を取ってです(笑)

--広島ではどのような幼少期を過ごしましたか?

 (24451)

地元は山と川に囲まれているところでした。なので幼少期は木登りをしたり、昆虫を探しに行ったりしましたね。今の自分からは考えられないです(笑)お仕事やプライベートで広島に帰ったとき、友達にすごく変わったなと言われます。学生時代は仕切ったりやんちゃするほうではなく、みんなに共感するようなタイプでした。

--サッカーをされたのはいつ頃ですか?

 (24450)

小学生から中学生までずっと続けていたんですけど、足を壊してしまって辞めました。昔から体が弱く、入院していた頃たまたまテレビをつけたら『テニスの王子様』がやっていて「わぁー、俺これやりたい!」と思って、退院してすぐにテニスを始めました(笑)ずっとサッカーをやっていたのに、テニスを始めてみたり。物好きというか、新しいことが好きなちびっこでしたね。

--運動神経がよかったんですね。

 (24438)

ただ一つできないことと言えば跳び箱ですね。中学生の頃跳び箱が流行っていて、その時骨折したんですよ。腕が変な方向に曲がっちゃって……。トラウマです。すぐ病院に行って、包帯をして帰ってきたんですけど、友達には「お前どうした?」って心配されました。それからもう一生跳び箱はやらないと決めています。怖いんですよね(笑)テニスとサッカーは大好きなんですけど、跳び箱は本当に苦手です。

--歌手や俳優として生きていきたい!と決めたのはいつ頃ですか?

 (24449)

幼稚園の頃ですね。本当に単純なんですけど、仮面ライダーになりたいという夢を持っていました。ただ、中学生で怪我をしたときに、自分のやりたいことができなくなることを初めて知ったんです。それがきっかけで自分の夢について考えた時に、「仮面ライダーになりたい」と言っていたのを思い出しました。進路相談の紙には『役者』と書いたんですけど、担任の先生に「馬鹿か」と言われ、親が学校に呼び出され、すぐ三者面談になりました。普通は高校の名前を書くので、思い返せば馬鹿なんですよ(笑)でも当時はそのことしか考えていなくて、親にもその時初めて告白しました。そうしたら「息子がやりたいって言っていることだから、やらせてあげて下さい」と言ってくれたんですよ。そこから芸能を目指しだして紆余曲折があり、広島の声優専門学校に入りました。ただ、地元のローカル番組に出られることはあっても、地上波のドラマや映画に出るという夢は叶えられないと思っていました。そんな中でもお金を稼がないといけないと思ってアルバイトをしていたときに、今の事務所のSony Musicさんにスカウトされました。最初は「嘘だろ?冗談だろ?」と不信感をもっていました(笑)今となっては本当にありがたかったと思うし、僕の人生の分岐点ですね。

--3年前に広島から上京され、生活が一変したと思いますが。気持ちの変化などありましたか?

 (24442)

ずっと不安でした。上京することは楽しみでもあり、わくわく感もあったけど、初めて親と離れて一人暮らしをしたので不安の方が大きくて。最初はホームシックになったり、友達が恋しくなったりしたけど、自分の夢を応援して送り出してくれた家族や友達がいることを考えると、やっぱり頑張れる源になりましたね。

--木津さんの美声に魅了されている方が多いと思います。元々歌がお好きだったのですか?

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ここだけの話、歌を歌うつもりでオーディションを受けていないというか(笑)本当に役者をしたいことしか頭になくて、声優さんになりたいことも夢の一つだったので声優の学校にも行ったんですが、もし歌う機会があったときのために勉強をしていたんですよ。ボーカルレッスンのような授業もあって、その時に歌を披露していました。まさかこんな大勢の前で、自分の声や音楽を人に届けることがあるとは思っていなかったので、経験していて本当に良かったです。

--作詞を担当された楽曲「TOUCH」も素敵でした。どんな時に歌詞を思いつくのでしょうか?

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徹夜しているときの朝に眠いなぁーって思いながらカーテンをあけて朝の日差しを浴びていると、過去のことを色々思い出すんです。いつか作詞もできたらいいなと思ってノートに書き溜めていたので、本当に実現させてもらって感謝しかないです。思い入れがありますね。

--XOXとなってすぐ舞台デビューでしたが、音楽活動と俳優業を両立するのは難しかったですか?

 (24441)

最初は難しかったですね。けど1番最初の舞台『劇団番町ボーイズ☆』にもメンバーが出ていて、僕だけじゃなかったのでそこは安心できるところでした。今でもその時のDVDを持っているんですけど、これはよく人様にお見せできたなと(笑)でもその時の経験があるからこそ成長できたし、今の自分があると思います。親は舞台がある度に見に来てくれていて、「今回は前より良かったね」って言ってくれることがすごく嬉しくて、もっと頑張ろう!と思えます。

--人気舞台『刀剣乱舞』に出演して、何か変化はありましたか?

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お客さんが楽しんでくれたことが本当に嬉しかったです。応援してくださっている皆さんがいるからこそ、大きな舞台に立たせていただけたんだと実感しました。初心の気持ちを忘れずに、感謝する大切さを再確認できましたね。舞台仲間には1人で活動している子達が多いんですけど、すごくパワーをもらえるんです。グループの為にはもちろん、自分の為にももっと頑張っていこうと思えました。年上の先輩方も多かったので、良い刺激をもらえましたね。

--舞台期間中、印象に残ったことがあれば聞かせてください。

 (24443)

他の舞台でも一緒にやらせてもらった、仲良しな「納谷健(なやたける)」という子がいるんです。健は元々テコンドーを小さい頃から習っていて、運動神経が抜群だったので、舞台の中で使う短刀を教えてもらいました。すごく勉強させてもらいました。あとは1番最初の公演が小田原城だったんですけど、その日がまさかの雨だったんです。集まってくれているお客さんを楽しませないと!という気持ちで一心不乱に動いていたんですけど、僕達が舞台に立った瞬間に雨が止んだんです。奇跡のようなタイミングだったので、すごく嬉しかったし思い出に残っていますね。

--音楽活動と俳優活動の違いはなんでしょう?

 (24440)

僕は表現者という立場として、どちらも一緒だと思っています。見てくれている、聞いてくれている皆さんに楽しんでもらえるように自分を届ける。僕にとって音楽と芝居は切っても切れない存在で、どちらも両立して頑張っていきたいなっていうのはありますね。

--3月10日の初LIVEにはどのような想いがありますか?

 (24445)

新しいメンバーが加わり6人体制ということで、不安になっているお客さんも少なからずいると思います。逆境を跳ね除けるじゃないですけど、向かい風に立ち向かう気持ちで挑みたいと思います。新たなスタートを皆さんと一緒に、同じ空間で共有できることが楽しみです。6人でやる曲は個々の個性を組み合わせて、また違う味がでているので、それをお届けできればなと思います。
 (24447)

日々の何事にも感謝し、両親や友達、ファンの方々を大切に思う木津つばささんのことがわかるインタビューでした。歌手としても俳優としても更なる飛躍をし、様々な表情を見せてくれることでしょう。「Men's boost」後編では木津つばささんの私生活、日々のマイルールや鞄の中身など、より素顔に迫ることができるパーソナリティをご紹介していきたいと思います。
Photo:Kyota Hashimoto Interviewer:呉谷春奈(週末モデル)
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この記事を書いた人:≠REPROFILE編集部

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