朝比奈彩が淡路島で過ごした青春時代、上京後、東京に受けた衝撃を語る

朝比奈彩が淡路島で過ごした青春時代、上京後、東京に受けた衝撃を語る

2017.2.9

二十歳で兵庫県淡路島から上京し、雑誌「Ray」の専属モデルや、CM、バラエティ番組の出演など幅広いメディアで活躍している朝比奈彩さん。その外見からはスタイリッシュで都会的な美しさを感じますが、飾らず自然体のまま振舞う姿は、淡路島の大自然を彷彿させます。今回はそんな多面体的な魅力を形成した、彼女自身のバックボーンに迫りました。

こんな内容

10年間少年のような少女時代を過ごしてきた。

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――学生時代は、モデルをされてる今の姿とは真逆な外見だったとか。

ずっと陸上部で活動していたので、髪の毛もショートヘアーでしたし、肌も真っ黒でした。今思うと、まるで少年のような少女だったと思います。そんな日々が10年間ほど続きました。ただそのときから、お洒落やコスメなどには関心があり、ファッション雑誌を良く読んでいましたね。化粧や服装一つで全く別の印象になってしまうモデルたちを見ては、いつも胸を躍らせていました。まるで魔法を見ているような感覚になっていました。
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学生時代からモデルという職業に憧れを抱いていました。そんな自分の姿を重ねて、思わず感情移入して見たのは矢沢愛さん原作の映画「Paradise Kiss」です。淡路島には映画館がないので、わざわざ徳島県に行き映画を見たのを良く覚えています。

助産師の助手として命の誕生の瞬間を目にしてきた。

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――19歳からの1年間、産婦人科に勤め、日々奮闘していたとのこと。

高校を卒業し、芸能か美容関係の仕事に就きたかったのですが、両親が厳しかったため、芸能の世界に入ることも美容の専門学校に行くことも反対され、一人暮らしをすることも禁止されていました。そんなとき、求人誌を眺めていたらたまたま自宅の近くの産婦人科で助産師の助手を募集しているのが目に止まったんです。
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子供が好きということもあり、応募したのがきっかけで産婦人科で働き始めました。今でも良く覚えているのは、初めてお産の現場に入ったとき、産まれてきた赤ちゃんの首にへその緒が三重に絡まり、赤ちゃんが泣かなかったんです。私自身はまだ知識も無い中、イレギュラーなことが起こり動揺しました。ですが、助産師の方がなんてことない様子で赤ちゃんの背中をぽんぽんと叩いた瞬間、赤ちゃんは正常に泣いてくれました。冷静に命の誕生の現場に立ち続けている助産師の方の凄さを体感しましたね。そのときの光景は目に焼き付いています。

初めて見る表参道の景色は「まるで絵画」

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――それから1年間経ち、芸能の世界に進む気持ちは揺るがず、上京を決意したのですね。

はい、二十歳になり、どうしても諦めきれなかった芸能の道に進むため、両親を説得して上京をしました。
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初めて東京に降り立ったときは、ビルの量や看板などの人工的な光に圧倒されましたね。さらに渋谷では特にお祭りが開催されているわけではない……と気付くまで1週間かかりました。冬の季節に表参道の歩道橋の橋の上に立ったときは、どこまでも続くイルミネーション、高級ブランド店のショウウィンドウ、車線の多い道路……視界に入る全てが淡路島にはないものばかりで「私はとんでもない場所に来てしまった」と呆然としました。現実味が薄く、まるで1枚の絵画を見ているようでしたね。今も東京に馴染めているかどうかは定かではありません。人が多いところはまだ少し苦手かもしれません。

洋服に着せられているような身体はイヤ。

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――かなりアクティブな趣味をたくさんお持ちとお聞きしました。モデルとしての身体作りにはどう関係しているのでしょう?

モデルとして活動し始めて、様々なスポーツに挑戦しています。ファッションショーなどでウォーキングをする際、バランス感覚が重要になってくるため、体幹を鍛えようとキックボクシングを始めました。その後、腕や肩を鍛えるためにボルタリングにも行くようになりました。番組の企画がきっかけで、ロードバイクにも乗っています。
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複数の運動を並行して行う理由は、学生のときに陸上をしていたので運動自体が好きだということもありますが、海外モデルのような綺麗な筋肉がついた身体に憧れていることも理由の一つです。洋服を着て、誌面で魅せるモデルは身体が細ければいいという訳ではないと思っているんです。身体の線が華奢すぎると「洋服に着せられている」ように映ってしまうので、なるべく洋服が似合うボディラインになるように意識をしています。そのために今後もスポーツは続けていこうと思っていますね。

努力を積み重ねた事実が自信に繋がる。

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――今後は芸能の世界でどう活動していきたいと考えていますか?

現在は、モデルの他にバラエティやグラビアなどもしていますが、今後はドラマや映画でお芝居の仕事もしていきたいと思っています。演技に関しては、レッスンを重ねて、しっかり自信を付けてから、お芝居の現場に挑みたいですね。モデルに関してもそうですが、努力をしてきたという事実が自信へと繋がり、胸を張って活動するための要になっていると思っているんです。
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兵庫県淡路島で少年のような少女時代を経て、助産師の助手になり、普通なら味わえない体験をしてきた彼女。聡明さの中に芯の強さを感じる魅力は、そんな背景から醸成されたのかもしれません。芸能の世界に飛び込んでからも、ストイックにモデルという職業に向き合い、更なる成長を自らの足で築いているようです。
後編ではネットとの付き合い方や、無意識のうちに行っていた習慣など、朝比奈彩さんの生活に密接した、さらにパーソナルな部分に迫ります。
Photo:Teruo Horikoshi
Interviewer:いちじく舞
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この記事を書いた人:≠REPROFILE編集部

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