中村ゆりが語る、女優人生を生き抜くための日々の過ごし方と、自身の演技に対しての捉え方

中村ゆりが語る、女優人生を生き抜くための日々の過ごし方と、自身の演技に対しての捉え方

2017.3.16

アイドルを経て女優業に転身し、ドラマや映画、舞台など幅広く演技の場を設け活躍し続けている女優の中村ゆりさん。今回はそんな中村ゆりさんのプライベートの過ごし方や、女優という職業にどう向き合って日々暮らしているかなどを語っていただきました。

こんな内容

意図的に「何もしない日」を作る

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--休日はどう過ごされることが多いですか?

休みの日はほとんどノーメイクでラフに過ごしています。女友達とランチにでかけるときなどもノーメイクで出かけてしまいますね。ただ幼いときから母には「日焼け止めクリームだけは塗りなさい」と言われていたので、今でもその言いつけは守っています。
また、「今日は何もしない日」と意図的に決めて、家にこもる日もあります。そんな日は、昼間からビールを飲んでしまうこともありますね。1日を決定的にゆったり過ごすことで、仕事の日とメリハリがついて、オンとオフの切り替えがしやすい気がします。
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--インスタグラムで手料理をよく拝見します。お料理は普段からよくされるのですか?

夜に余裕があれば、なるべく翌朝の分までまとめて作るようには意識していますね。先日は友人の味噌作り教室に行って、実際に自分の手で大豆をこねて味噌を作ったりもしました。
忙しい日は中々手の込んだ料理を作ることはできませんが、添加物を摂りすぎることをなるべく控えたいので、撮影現場にはおにぎりを握っていったりもしますね。もっと忙しいとレンジで温めるご飯にお豆腐とかつおぶしを混ぜたものを朝ごはんにしていたりもします。

物質に頼るのではなく、毎日は行動で作られていく

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--お料理の他、心身を整えるために手放せないアイテムはありますか?

身体を温めるための湯たんぽや、リラックスするために小豆のアイマスクは日頃から使っています。ただ、物質より行動が毎日を作ると思っているので、物に頼りきるのではなく、岩盤浴で汗を流したり、ヨガやトレーニングで身体を鍛えることを大切にしています。
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--運動は以前からお好きだったのですか?

実は学生時代、体育の授業は嫌いでした。今でも、アメトーーク!の「運動神経悪い芸人」にも共感してしまうほど運動は苦手です(笑)ただ、トレーニングを続けていくと、運動は筋肉だけではなく頭を使わなくてはいけないことが分かってきて続けると身体の変化が楽しくなります。今は自宅で自分でできる範囲で身体を作っていくために、ゴム製のトレーニングチューブや、ダンベルを使用しながらトレーニングを続けています。
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--インドア派なのでしょうか?

海が好きなので、夏になるとクーラボックスにビールを入れて葉山に行ったりもします。もちろん日焼け対策は欠かせないので、あまり色気はありませんが、手首まであるラッシュガードを着て帽子をかぶって海に入っています。海に浸かってボーッとすると浄化されるようでいいリフレッシュになりますね。ずっと都内にいると思考が行き詰まってしまうことがあるので、定期的に自然に触れるようにはしています。

不安定な役者としての人生を歩んでいくために

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--心身共に健康でいることに気を遣っているのですね。

ふと自分の役者という職業を客観的に見ると「将来が不安定な、とんでもない職業を選んでしまったな」と呆然とすることがあるんです(笑)実はアイドルを辞めたあと、女優に転身するまでアルバイトをしたりもしたのですが、なかなかの役立たずで芸能以外の仕事の大変さも知ったりして70歳、80歳まで役者であり続けられる人って本当に一握りだなとおもいます。30代なんてまだまだ道半ば。現在はまだ30代で何の問題もなく健康な状態ですが、今後のことを考えると切実に自分の体のことを考えていかなくてはいけないな、と感じています。目先のことだけではなく、1年先や2年先のことに照準を合わせて身体の事も、色々な勉強も逆算して日々を過ごすようにしています。

決して安くはないチケットに恥じない芝居をしていきたい

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--役者という職業に真摯に向き合っているのですね。

私は舞台でお芝居をさせていただいたりもするのですが、友人がチケットを自ら購入して見に来てくれます。舞台のチケットって7000円から、高くて1万円くらいするんですよね。私自身もそうですがOLさんや、一般の方誰にとっても払ってくれる1万円って決して安い金額とは思えないな、と感じていて。そう考えたら、舞台に出る身として身を削る思いで真剣に演じないと失礼にあたると思っているんです。
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更に、見ていただいた方がその舞台の感想を当人に伝える場合、いい部分をピックアップして伝えてくれているケースがほとんどだと思っています。なので褒め言葉はありがたく聞きながらもあまり真に受けず、冷静に自分の演技を見つめていけたらなと感じていますね。
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今後も女優として人生を全うしていくために、1日1日を丁寧に積み重ねている中村ゆりさん。更に自身の演技に対して真剣に向き合う様子は、プロとしての切実な姿勢がうかがえました。後編では、そんな中村ゆりさんの今を支えるバックボーンや、意外な趣味、いつも持ち歩いているバッグの中の私物など、表舞台では見せない表情までたっぷりと紹介していきたいと思います。
Photo:Teruo Horikoshi
Interviewer:いちじく舞
Hair and make-up:藤田響子
Stylist:道券好恵
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この記事を書いた人:≠REPROFILE編集部

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