「YouTubeがきっかけでギターを弾き始めた」音楽好きな少女がシンガーソングライター「セレイナ・アン」になるまで

「YouTubeがきっかけでギターを弾き始めた」音楽好きな少女がシンガーソングライター「セレイナ・アン」になるまで

2017.7.7

2015年11月にミニアルバム『We Are One』をリリースしデビューを果たした現在21歳のセレイナ・アンさん。その後も、身近に感じられる歌詞と、透明感のある歌声、キャッチーなメロディーで心に浸透しやすい楽曲を次々に発表し続ける彼女。今回の≠REPROFILEスペシャルインタビュー「OPEN the ×××」では、そんなセレイナ・アンさんが曲作りを始めるまでの過程やルーツ、日頃から行うマイルールなどをじっくりと語ってもらいました。

こんな内容

--中学生の頃からギターを弾いているというセレイナ・アンさん。始めたきっかけは何だったのですか?

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「クリスマスの日に、風邪をひいて家で寝込んでいたんです。することもなかったのでYouTubeを見ていました。そしたらアメリカの女の子がテイラー・スウィフトの『Our Song』をカバーしている動画を発見したんです。その弾き語りが格好良くて、同い年くらいの女の子だったこともあり衝撃でしたね。“私も弾けるようになりたい”と思ってコードをネットで検索し、練習し始めたのがきっかけです。」

--初めて買ってもらったギターのメーカーは?

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「クロサワ楽器の『スタッフォード』というアコースティックギターです。弾き始めて3ヶ月後くらいに誕生日プレゼントで買ってもらいました。」

--そこからご自身のYouTubeチャンネルを持ち、洋楽をカバーした動画をアップされていたのですね。

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「はい。基本的には『自分が歌いたい曲』を中心に練習していました。テイラー・スウィフト以外にもやコールドプレイ、エド・シーラン、ガブリエル・アプリンなどをカバーしていましたね。
初めて行ったライブもエド・シーランのライブでした。客席は250〜300人くらいの会場で、アンコールでは客席に脚立を置いてその上で歌うという演出があり、とても近くでパフォーマンスを観れて興奮したのを今でも良く覚えています。」

--ギターと同時に弾き語りも始めたのでしょうか?

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「幼少期にエレクトーンを習っていたんですが、その頃から歌が好きでエレクトーンを弾きながら歌ったりしていました。発表会でも周りがピアノの演奏をしている中、1人弾き語りをしていましたね(笑)」

--その頃からシンガーソングライターを目指していたのですか?

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「小さい頃はディズニープリンセスに憧れて、ステージでキラキラ輝くアイドルになりたいと思っていました。曲を作り始めたのは高校生からです。」

--セレイナ・アンさんはどんな学生だったのでしょう?

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「中高一貫校だったのですが、最初はとても目立ちたがり屋だったと思います。授業中、わからない問題でも手を上げて発表してしまうような女の子でしたね。」

--苦手な授業・得意な授業はありましたか?

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「母がアメリカ人なので、英語は話せたのですが、テストの点数はあまり良くなかったです。リスニングは得意だったのですが、文法への理解や語彙力が乏しかったということもあって。あと、体育は苦手でした。ドッジボールなどの球技は特に辛かったです(笑) 音楽は好きでしたね。音楽の歴史を学ぶのは楽しかったです。」

--そんなセレイナ・アンさんが日頃から行なっているマイルールはありますか?

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「毎晩眠るときは、ブランケットと一緒に寝ていることですね。小学生から同じブランケットを使っています(笑) あとは、何にでもバランスを大切にすることでしょうか。精神と身体のバランスをいつも大事にしています。」

--身体のバランスを整えるためにしていることは?

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「食事は和食を中心に食べることと、早寝早起きですね。夜の0時には寝て、朝の6時に起床するようにしていると身体のリズムが整っていくのが自分でもわかります。
あと、ご飯に関しては実はパンよりごはん派なんです(笑) 朝ごはんは自分で作ることもありますが、そのときは玄米、焼き魚、味噌汁など、質素だけど栄養が摂れるメニューだったりサラダやスープを作ります。自分が自然な形で健康でいられているという認識が、心の安定にも繋がる気がするんです。」

--精神のバランスを整えるため、他に行なっていることはありますか?

「学生の頃から真面目すぎるところがあるので、あまり思いつめないように心がけています。例えば、体調を崩したりすると『自分はなんてダメなんだろう…』と落ち込んだりもしますが、今では『せっかく身体が休みたがっているのだから、これを機会に休もう』と思うようにしています。」
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音楽に対する熱量はそのままに、これまでの経験を踏まえた上で自身が一番快適に生きていける「バランス」を見つけ始めている姿が印象的でした。後編の「OPEN the ×××」インタビューでは、そんなセレイナ・アンさんが奏でる音楽はどのようにして作られていくのか、また記憶に新しい日本テレビ系「ZIP!」のコーナー「あおぞらキャラバン」の卒業を終えての想い、いつも持ち歩いているバッグの中身など盛りだくさんでお届けしたいと思います。

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Photo:Teruo Horikoshi
Interviewer:いちじく舞
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この記事を書いた人:≠REPROFILE編集部

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