
「みんなが知っている私になりたくなかった」竹内渉が語る、変化する恋愛観
2017.12.22
「OPEN the ×××」前編インタビューにて「恋愛が仕事のモチベーションに繋がる」と語ってくれた竹内渉さん。後編インタビューでは、そんな竹内渉さんの恋愛観が学生時代からどのように変化を遂げていったのか、何をきっかけに変化したのかを追求。また、彼女の美しさを支える、日頃から手放せないアイテムなども紹介してもらいました。
こんな内容
--竹内さんはどんな学生時代を過ごされてきたのですか?
中高大と全て女子高でした。地味なタイプではなかったですね。高校のときに合唱部に入っていたのですが、真面目な子たちの中で1人浮いていたと思います。でも「浮いてナンボだ」くらいに思っていましたね(笑)
--学生時代の恋愛は?
男子と出会うきっかけが少なかったんです。だから、通学の電車に乗り合わせた人を好きになったりしていました。制服や持ち物から推測して、友達に「この学校のこの学年でこんな雰囲気の人知らない?」と聞いて回ったりして。そのときは見事に探し出すことができて、付き合うことができましたね。
--では20代の頃と30歳を迎えた後、体験した恋愛に変化を感じることはありますか?
好きになるタイプが変わったと思います。20代の頃はとにかくカッコ良ければOKっていう感じ(笑) 今は尊敬ができて、色気がある人を好きになりますね。あとは、相手から連絡が来ても「待ってました」感を出さずに余裕を見せながら返信できるようになりました(笑) もともと返信を待ってしまうタイプだったんです。LINEのトークひとつとっても「この言葉がダメだったかな?この絵文字がいけなかったかな?」とか考えてしまって。
--文章を大切にしているんですね。
そうですね。韓国が好きで韓国語の翻訳のお仕事をさせてもらっていたり、プライベートでもずっと日記を書いていたりしたので、言葉に対して人より敏感なんです。例えば「ここの接続詞は『と』じゃなくて『に』を使うかな?」とか気になってしまいますね。
--日記にはどんなことが書かれているのでしょう?
好きな人に言われて嬉しかった言葉を書いています(笑) 「付き合ってくれてありがとう」というシンプルなものから「可愛い子がいるなと思ったら俺の彼女だった」なんて甘い台詞まで。そのときに感じたドキドキを思い出せるように書き留めているんです。あとで読み返してニヤニヤしています(笑)
--20代の自分に今アドバイスができるとしたらどんな声をかけてあげたいですか?
「もうちょっと視野を広げてもいいんじゃない?」ということですね。変に真面目なところがあったので飲み歩きもしなかったし、知り合いも少なかったんです。もう少し力を抜いて色んな場所に行ったり、色んな人と出会った方が良かったと今では思います。ご飯の席などで連絡先を聞かれても必要以上に教えたくなかったんですよ。“みんなが知っている私”になりたくなかったんです。彼の知り合いに紹介してもらうとき「こんな子、どこから見つけて来たの?」と言われたかったんですよね。でも、今ではそう思われるかどうかは全部自分の振る舞い次第で、付き合いや飲み方によると考え直すようになりました。
--そんな竹内さんの「自分だけのマイルール」はありますか?
“飛行機で思いっきり泣くこと”ですね。ストレスって自分でも気付かないうちに溜まっているものじゃないですか。一種のストレス解消法として「泣くぞ」と思って飛行機に乗り込むんです。飛行機の中って寂しい気持ちになりやすくないですか?まず、感傷に浸れるサントラを聞いて、自分の世界を作るんです。その後、思いっきり泣きながら、そのときに溢れた気持ちを文章にすると不思議とスッキリするんですよ。以前、通りかかったCAの人にびっくりされて「大丈夫ですか?」と心配されてしまったことがありますが(笑)
--では、普段の生活の中で手放せないアイテムは?
匂いフェチなんです。なので香りにはこだわっていて。今はDiorのジャドールというシリーズの香りが気に入っています。香水からボディクリーム、ヘアミスト、ボディオイル、ハンドクリームまで全部同じ香りで揃えていますね。あとは、例えお金がなくても唇ケアは大切にしたいと思っています。
--確かにカバンの中にはリップコスメ類がたくさん。
このJo MALONE LONDON(ジョー マローン ロンドン)のリップはおすすめですよ。4,000円くらいするので少し高いんですが、皮向けしないし保湿効果が抜群です。自分で買うとなると悩む値段なのでプレゼントに良いかもしれませんね。あと、口紅は最初ペンシルを使うと落ちづらいんです。今使っているのはNYXスリムペンシルリップライナーのSPL839。ピンクベージュの色味が馴染み良く、気に入っています。メイクをするときは、唇をはみ出すように少しオーバーリップ気味でラインを引くと色っぽくなりますね。
--普段の生活の中でこだわりはありますか?
私生活での過ごし方が外見にでると思っているので、1人のときでもセクシーな洋服を着るように心がけています。あと寝るときは、枕5個に埋もれながら眠ることですかね。包まれている感覚が気持ちよくて。包んでくれる男性の代わりに、枕が必要なのかもしれませんね(笑)
ときに臆病に、そしてときに自由に恋愛街道を闊歩してきた竹内渉さん。その過程で紆余曲折したからこそ、恋愛に縛られない自分自身を確立できているようでした。今後も官能的な存在感を放つ彼女から目が離せません。
Photo Gallery
Photo:Teruo Horikoshi
Interviewer:いちじく舞
Interviewer:いちじく舞
39 件
全文を読む
この記事を書いた人:≠REPROFILE編集部