狛江事件で無期懲役を言い渡された永田陸人被告。
悲惨な事件を起こした永田陸人とは、どのような人物だったのでしょうか?
今回は永田陸人被告の生い立ちについて、まとめてみました。
狛江事件の概要と関与した他の事件
狛江事件の概要
狛江事件は、2023年1月19日に発生した東京都狛江市に住む90歳の女性宅で発生した強盗殺人事件です。
永田陸人被告はこの事件の実行犯のリーダーとされています。
- 2023年1月19日正午ごろ、東京都狛江市の住宅に押し入る
- 住人の90歳の女性を結束バンドで両手を縛り激しく暴行
- 住宅内の高級腕時計3本とダイヤモンドの指輪計4点、60万円相当を奪い逃走
- 17時ころ、関連事件に使用されたスマートフォンの情報を基に駆けつけた警察官によって頭部から血を流している女性を発見、その場で死亡が確認される
- 2月22日実行役として永田被告、他4人を逮捕
この事件は、いわゆる「闇バイト」が明るみになった広域強盗事件で、「ルフィ事件」のうちのの一つです。
永田陸人が関与した事件
永田陸人被告は、狛江事件を含めて6つの事件にも関与しているとされています。
- 狛江市強盗殺人事件
- 中野区強盗傷害事件
- 広島市西区強盗事件
- 大綱白里市強盗致傷事件
他にも公表はされていませんが、2022年11月~2023年1月に発生した強盗や空き巣事件の実行役として関与しています。
永田陸人の生い立ち
永田陸人の出生地:京都
永田被告の出生地は京都市山科区。
市営共同住宅に住んでいました。
家族構成は、
市営住宅には、永田被告が保育園くらいの時に家族3人で引越してきたそうです。
父親らしき人は一度も見かけたことがないという情報があり、母子家庭だったと思われます。
お母さんは、シングルマザーとして子供2人を育てていたのですね
近所の住民の永田被告の印象は、
とてもかわいくてお利口で、挨拶も良くしてくれました。
公園で団地のうちの子達とよく遊んでました。
元気な子だったけどやんちゃな感じもなくて、
気さくな良い子でしたよ
弟さんは年子、1歳下だったようです。大人しくて人見知りする性格で永田被告とは正反対のタイプで、専門学校に通っていたようです。
お母さんは持病があって、永田被告と弟さんは母親に無理をさせないように気を遣っていました。
中学卒業後は金沢に転居
永田被告は、中学卒業後通信制の高校に通っていました。
ですが、あわなかったようで途中で退学。
その後金沢に転居して、建設系の会社に就職。
お母さんは、
と、ママ友に話をしていたそうです。
2022年7月まで金沢市内の土木建築会社に約1年勤務、土木工事の現場で働いていました。
永田被告は年齢23歳なので、21歳頃に仕事をやめたことになりますね。
元同僚も永田被告について良い印象だったと話しています。
挨拶もちゃんとするし、いつもニコニコした普通の若者
先輩たちも熱心に教えていたし、彼も素直に頑張っていた。
無断欠勤も1日もありませんでした
会社は突然辞めたとのこと。
理由は、
会社を突然辞めるきっかけが、自分に合わないっていうのがひっかかりますね…
ギャンブル好きで借金があった
幼い頃や、働いていた職場で好印象だった永田陸斗被告ですが、一方でギャンブル好きだったとも報じられていました。
と、近所の知人に話をしたり、
を利用していました。
この知人は、永田被告の印象について、
すべてに自信過剰で強気だった
と語っています。
ギャンブル依存症の典型例かもしれません
ギャンブル依存になったきっかけは?
永田陸人被告がギャンブル依存のような生活になってしまったきっかけは、報じられていませんでした。
一般的なギャンブル依存になりやすい原因について調べてみると、
- 幼少期や青年期のギャンブル体験
- 遺伝と家庭環境
- うつ病、不安障害、注意欠陥多動性障害などの精神疾患の合併
- ギャンブルを始めた初期に大勝ちした経験がある(ビギナーズラック)
- ギャンブルにアクセスしやすいなどの環境
というものがありました。
永田被告は、母子家庭で育って病弱な母親を気遣って生活していた、ということもありヤングケアラーだった可能性があります。
中学卒業後通信制の高校に通ったというのも、学校での成績が良くなかった可能性があり、退学してしまったことで家族と一緒に住みづらくなり、単身で金沢に移住したとも考えられます。
16歳の少年が単身で知らない土地で過ごすというのは、独立心が強い半面社会的な学習もまだまだ未熟なところもありそうで、良くない大人に騙された可能性もありますよね。
永田被告の生い立ちを追っていくと、必要なフォローが受けられず人生を迷走してしまったのではないか、と思いました。
まとめ
今回は、狛江事件の実行役として無期懲役を求刑された永田陸人被告の生い立ちについて調査していきました。
- 永田被告は、京都市出身
- 母親と1歳下の弟ろの3人家族・母子家庭
- 幼い頃は、元気で気さくな良い子だった
- 永田被告は通信制高校を退学し、単身金沢に移住
- 建築会社に就職するが、2022年7月に突然退職
- ギャンブルに大金をかけ、ヤミ金から借金をしていた
- ギャンブル依存になったきっかけは不明だが、家庭環境・生い立ちに影響された可能性もある
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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