NHKラジオ問題で、NHK理事を辞任された傍田賢治さん。
なんとプロデューサーとしてNHKに再雇用されていたとのニュースが発表されました。
「これって責任取ったことになるの?」とネットでザワザワしていますね。
今回は、ネットの反響と、引責辞任の再雇用はアリなのか、再雇用の理由について調査していきたいと思います。
傍田賢治はどんな人?
- 名前 傍田賢治(そばた けんじ)
- 出身地 富山県井波町(現・南砺市)
- 出身校 富山県立高岡高校、早稲田大学政治経済学部卒業
傍田賢治さんは、特派員としてワシントン・モスクワ・ニューヨークに計11年駐在
2008年6月には、NHKモスクワ支局長
2015年6月には、アメリカ総局長を歴任した経緯があります。
キャスターとしても、番組に出演していました。
- おはよう世界(2002年4月~2006年3月)
- ワールドWaveトゥナイト(2012年4月~2013年3月)
- 2012衆院選「討論 日本の選択 世界はこう見る」(2016年12月16日)
- 海外ネットワーク(2013年4月~2015年3月)
その他引責辞任するまでの歴任した役職は、
- NHK報道局政治部、国際部記者
- 沖縄放送局長
- 福岡拠点局長
- NHKグローバル・メディアサービス代表取締役社長
- NHK理事(2024年4月~)
となっています。
NHKラジオ問題の概要と引責辞任後の再雇用となった経過
NHKラジオ国際放送の中国語ニュースで、中国籍の外部スタッフが尖閣諸島を「中国の領土」などと発言したというものです。
2024年9月10日に国際放送担当の傍田賢治理事が引責辞任をしました。
加えて、稲葉会長ら4人が役員報酬を1か月、50%自主返納すると発表しました。
しかし、辞任から約1週間後に契約社員:エグゼクティブ・プロデューサーとして再雇用されていたことは9月25日に取材で判明しました。
さらに事故を受けて、事前収録に切り替えたものの翻訳ミスが放送直前に発見。放送時間までに修正が間に合わず、放送されてしまったようです。
NHKは25日、同日昼に放送したラジオ国際放送などの中国語ニュースで、事前収録した内容に翻訳ミスがあることが放送直前に見つかり、再収録が間に合わず、前日に放送したニュースを再び放送するトラブルがあったと発表した。
NHKによると、トラブルがあったのは25日午後1時1分からのラジオ国際放送とラジオ第2放送の中国語ニュース。中国籍の男性スタッフが8月、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を「中国の領土」などと原稿にない主張をした問題を受け、事前収録に切り替えていたが、翻訳ミスの発覚を受けた再収録が放送時間に間に合わなかったという。
引責辞任後の再雇用ってアリ?
法律的には問題なし
辞任後に契約社員として再雇用されることは、法律的には問題ありません。
辞任後に、新たな契約に基づいて業務を行う形態です。
企業側のメリットはある
再雇用される場合は、その人物が持つ専門的な知識や経験が評価されている傾向にあります。
過去の業績が高いため、企業側は人材確保の面でのメリットは大きいです。
倫理的問題がクローズアップ
引責辞任は、組織が問題に対して真摯に向き合っていることを示す手段です。
これにより、外部からの信頼を得ることができます。
ただ、辞任が単なる形式的なものであった場合、組織の透明性・信頼性は損なわれます。
客観的に判断しても、今回の出来事は組織の信頼性を損なう事例ですよね…
部下?の責任を取る形なのでNHK、御本人としても不本意なのでしょうが…
契約社員とはいえ、もう少し考えることはできなかったのでしょうか
傍田賢治さんが、引責辞任後再雇用された理由は?
傍田賢治さんが引責辞任後に契約社員として再雇用された理由は、
海外での取材経験などの知見を活かしてもらいたい
NHK側も上記のように回答しています。
傍田賢治さんの国際的な経験・実績が高く評価されているのですね
NHK側が必要としている人材であるのがわかります。
ですが、辞任して1週間後の再雇用とは納得いかない意見も多くなりそうです。偽装辞任と言われてしまいますね…
ネットの反響
偽装辞任は流石にダメでしょw
— fjtdn (@ddd89414) September 25, 2024
まじでめちゃくちゃやんNHKさん
メディアだから迂闊に敵対できず、政府もテコ入れできないのかな、情けない。 pic.twitter.com/0ZABG7gyMC
偽装辞任ですね💦なんの反省もしてないですね。これでは公共放送である、NHKはなにも信用出来なくなりますね【NHKラジオ巡り辞任の理事再雇用】NHKのラジオ国際放送などの中国語ニュースで、中国籍の外部スタッフ男性が沖縄県・尖閣諸島について「中国の領土」などと発言した問題で、10日に引責辞任し… pic.twitter.com/IUA9b1e1wV
— 阿知和賢 (@ginyokosuka) September 25, 2024
NHKの引責は偽装でした。誰も責任を取らない。報酬の返納もやってないかもしれません。
— 千野みゆき (@chino_miyuki) September 25, 2024
NHKラジオ問題で辞任の理事、1週間後にプロデューサーで再雇用 https://t.co/j3iqN6Z7bO
NHKの引責は偽装でした。誰も責任を取らない。報酬の返納もやってないかもしれません。
— 千野みゆき (@chino_miyuki) September 25, 2024
NHKラジオ問題で辞任の理事、1週間後にプロデューサーで再雇用 https://t.co/j3iqN6Z7bO
まとめ
今回は、NHKラジオ問題で引責辞任された傍田賢治さんの再雇用の理由や、ネットの反響をまとめてみました。
- NHKラジオの中国語ニュースで尖閣諸島を中国の領土と伝えた件で、傍田賢治理事が引責辞任
- 辞任後後約1週間で契約社員として再雇用
- 偽装辞任とネットで反響
- 引責辞任後の再雇用は、法的な問題はないが、倫理的なデメリットが大きい
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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