9月7日に百条委員会で2回目の尋問に出席した兵庫県知事の斎藤元彦さん。
知事を辞職する気持ちはないことを再度表明しました。
そんな斎藤元彦さんが自己愛性パーソナリティ障害ではないのか?と気になる人が多数いるようです。
今回は、パーソナリティ障害ってどういう状態なのか、斎藤元彦さんが自己愛性パーソナリティ障害なのかを調査してみました。
兵庫県知事・斎藤元彦が知事辞任を拒否
3月に発覚した内部告発文書による兵庫県知事のパワハラ疑惑問題で、現在百条委員会が開催され、協議が続いています。
8月30日、9月7日に斎藤元彦知事本人が証人尋問に答弁しました。
内部告発の概要
2024年3月に元県民局長の男性が内部告発文を県議会・報道機関に提出したのが発端です。
内部告発内容は、主にパワハラ疑惑、おねだり疑惑、選挙や県財政の不正疑惑です。
告発文の具体的な内容や、今までの経過の概要は、別の記事にまとまていますので、そちらも参考にしてください
斎藤元彦知事の百条委員会での答弁
百条委員会が実施している県職員へのアンケートでは、約4割の職員が知事のパワハラについて実際に言われたり、見聞きしたと答えています。
しかし、8月30日、9月7日の百条委員会での齋藤元彦さんの答弁では、
仕事なので、厳しくさせてもらっている。
不快な思いをされた方には謝罪したい
と、仕事上の厳しい指示というスタンスでパワハラ疑惑は否定。
おねだり疑惑に関しては、
食料品、なま物は自宅に持ち帰った。
コーヒーメーカーは返却をしていた
受け取ったものもあることを一部認めてはいるものの、PRとして贈答品を受け取ったと答弁
でも、返却したのは内部告発文に記載があったのを確認した後です…
それも返却を指示したのに返却されていなかったという理由です。
少し不自然だなと感じました。
また、内部告発文書を公益通報として捉えて調査していたか?という質問に対して、
誹謗中傷の高い内容だったので、公益通報ではないと判断した
と答弁しました。
この内部告発に関する問題が表面化した後に2名の職員が亡くなられていることや、県政に影響を及ぼしている道義的責任についてどう考えているか、という質問には、
道義的責任というものが何もわからないので、明確にコメントできない。
今の県政の状況を招いていることについては、県民の皆さんに本当に深くお詫びを申し上げたい
9月7日の百条委員会が終了し、県議会は辞職要求の方向で動く予定ですが、それに対し齋藤元彦さんは、
厳しいご指摘を真摯に受け止めたいが、百条委や第三者機関の調査にしっかりと対応して、必要な施策を進めたい
辞職はしない姿勢を貫いています。
この問題が解決するまでは、県政にも大きな影響が続くと思われます。
客観的に見ることができなくなっていますね。
斎藤元彦はパーソナリティ障害なのか?
パーソナリティ障害とは?
斎藤元彦さんは、自己愛性パーソナリティ障害なのではないか?とネット上に質問されているのを発見しました。
そもそもパーソナリティ障害とはどのような状態なのでしょうか?
- 個人のパーソナリティ特性が顕著で融通がきかず、不適応であるために仕事や学業、人付き合いに問題が生じている場合に認められる障害
- パーソナリティ障害は10種類ある
- 基本的には、他者と人間関係を気づくことやストレスに対処することが困難
- 本人の自己像は状況によって異なり、他者から見たその人に認識との間に隔たりがある
- 自己や他者を現実とは違う形で認識する人や、日常的に良くない結果を招く行為を決まって取り続ける人にパーソナリティ障害の診断が検討される
- 自分の行動パターンが良い結果を招かなかったり、悪い結果が繰り返されても行動パターンを変えることができない
- パーソナリティ障害の場合は、自分の思考や行動に問題があるとは考えていない場合がある
- 妄想性
-
不信と猜疑心
- シゾイド
-
他者に対する無関心
- 統合失調型
-
奇妙または風変わりな思考と行動
- 反社会性
-
社会的無責任、他人の軽視、欺瞞、自分の利益を得るための他人の操作
- 境界性
-
心の中の空虚さ、人に見捨てられることの恐れ、不安定な人間関係、感情や衝動的行動をコントロールすることの問題
- 演技性
-
人の注意を引きたいと欲求と劇的な行動
- 自己愛性
-
称賛されたいという欲求、共感性の欠如、自分の価値について過大評価(誇大性と呼ばれる)
- 回避性
-
拒絶される恐れによる対人接触の回避
- 依存性
-
服従と依存(面倒をみてもらいたいという欲求による)
- 強迫性
-
完全主義、柔軟性のなさ、頑固さ
パーソナリティ障害は1つの方だけではなく複数が組み合わさっていることもあります。
また、パーソナリティ障害によってうつ病や、統合失調性障害、不安症、摂食障害などが引き起こされている場合もあります。
斎藤元彦はパーソナリティ障害なのか?
斎藤元彦さんは、自己愛性パーソナリティ障害なのでしょうか?
今回のパワハラ疑惑やおねだり疑惑で浮上してきた齋藤元彦さんの性格や行動の特徴をまとまてみます
- 知事という特権で優位な立場を利用している(パワハラ、おねだり、告発男性の処分)
- 自分が注目されることにこだわる(マスコミの取材、自分の画像をホームページに載せる)
- 自尊心を守る傾向がある(辞任を拒否)
- 道義的責任がわからないと答弁している(共感性の欠如)
自己愛のパーソナリティ特性は顕著に出ていますし、知事の行動で周囲の人に混乱が生じているのは事実ですね。
自覚しない限り診断・治療できない?
パーソナリティ障害と診断されるために必要なことは、
自分に苦痛をもたらしたり、日常生活での問題の原因になっているのにも関わらず、そのような思考や行動を続ける場合のみ、障害とみなす
つまり、自分で障害を認識しているということが条件です。
もしくは、
他者に迷惑をかけているなどの理由で、友人や家族あるいは社会的機関によって医療機関につれて来られる場合
医師に診察してもらわない限り診断できないのですから、当然といえば当然なのですが、自覚がない限りは単なるパーソナリティ特性としかみなされないのが現状です。
まとめ
斎藤元彦は自己愛性パーソナリティ障害なのか?を調査していきました。
- 斎藤元彦さんは、百条委員会でパワハラ疑惑を「業務の上での厳しい指示」という認識と答弁
- パワハラをしたと思っていない
- 知事の特権や優越感でパワハラ疑惑、おねだり疑惑が浮上
- パーソナリティ障害は性格的に融通がきかず、仕事や学業、人間関係に問題が生じている状態
- 自己愛性パーソナリティ障害は、優越感や自分への称賛の欲求が強く他人への共感性がないのが特徴
- 齋藤知事は自己愛性パーソナリティ障害の特徴はある
- 自分または家族、社会組織が受診行動をとらなければ診断がつかない
- 現時点で齋藤知事は自分の判断・行動が適切であると思っている
最後までご覧いただきありがとうございました。
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