兵庫県庁の元幹部から内部告発された兵庫県知事の斎藤元彦さん。
「パワハラ疑惑」「おねだり疑惑」を始め、告発内容の疑惑に対する百条委員会が開催されています。
百条委員会が行った職員へのアンケート調査の結果でさらなるパワハラやおねだりのエピソードが浮上していますね。
それでも辞任しない斎藤知事に対して、ネットでは「サイコパス」と表現するコメントも見受けられます。
一方で、学生の頃や宮城県に出向していたころの評判はとても高く、現在の斎藤知事とのギャップも報じられています。
斎藤元彦さんが、いつから「サイコパス」と言われる状況になってきたのか調べてみることにしました。
斎藤元彦はサイコパスなのか?
斎藤元彦さんは、ネットで「サイコパス」と言われることがあります。
サイコパスとは、どのような状態のことを言うのでしょうか。
サイコパスの定義
サイコパスの日本語訳は「精神病質者」といいます。
病名にすると、「反社会性パーソナリティ障害」に当てはまります。
- 冷酷
- 無慈悲
- 尊大
- 良心の欠如
- 罪悪感の薄さ
必ずしも違法行為を犯しているわけではないものの、自己中心的で傍若無人な行いをしています。
家庭では家族にモラハラや暴力を振るい、会社では暴力や暴言を伴ったパワハラ行為を行い、地域社会ではひどいクレーマーやストーカーとして、たくさんの被害者を生み出している人間がいます。
斎藤元彦はサイコパスなのか?
斎藤元彦さんの内部告発された内容と照らし合わせると、
- 冷酷(ひょうご震災記念21世紀研究機構の理事長2名の解任)
- 無慈悲(同上)
- 尊大(パワハラ疑惑)
- 良心の欠如(贈答品の要求、など)
- 罪悪感の薄さ(パレード費用の不正な補填など)
強いて、当てはめれば…という感じですが、サイコパス気質はありそうな気がしますね。
診断されているわけではないので、サイコパスとは断言できません。
斎藤元彦のサイコパス気質はいつから?
幼少から学生時代
Wikipediaには、「幼少時から秀才」「真面目」「おとなしい」というワードがありました。
近所の評判では、幼少期より誰もが認める秀才で真面目で友達もよくできるタイプが多かった。やんちゃなグループからはやや嫌われていたが、大人しく、小学5年生頃よりは塾に通っていた。
引用:Wikipedia
高校時代も、悪い噂はなかった、と書いてありました。
高校2年当時には、寮長を務め、計800人ほどを束ねていた。同級生によれば真面目でリーダーシップがあり、悪い噂はなかった
引用:Wikipedia
官僚時代:佐渡市出向中の評判
斎藤元彦さんは、2002年に東京大学経済学部を卒業して、総務省に入省しています。
2008年~2010年、佐渡市に出向して企画財政部長、総合政策監を歴任しました。
当時は市職員だった渡辺現佐渡市長は、斎藤元彦さんについて、一緒に仕事をしていていい経験になったと話をしています。
仕事に対して真摯(しんし)に取り組む方。厳しい方ではあったが、一緒に仕事をして自分自身いい経験になったので、びっくりしているというのが本音のところ
一方で、若手キャリアとして初めて赴任した地方都市の佐渡で殿様扱いされることを覚え、それが「ターニングポイントになった」と斎藤の知人が証言しているとの情報もありました。
斎藤元彦さんのサイコパス気質が芽生え始めたのは、佐渡市に出向していたころからのようですね。
官僚時代:宮城県出向中の評判
斎藤元彦さんは、総務省時代の2013年から2016年まで宮城県に出向し、市町村課長や財政課長を務めました。
宮城県の村井嘉浩知事は、その当時の斎藤元彦さんの評判は非常に良かったとコメントしています。
非常にまじめな方でして、一生懸命に仕事をしてくれました。歯を食いしばって残業しながらでも仕事をしてくれたし、市町村課の課長の時も財政課の課長の時も職員の評判は非常に良い方でした。そういう意味では私は非常に高く評価をしている人物です。今回なぜこのようなことが起こったのか、正直驚いているところです
兵庫県知事選挙の頃
斎藤元彦さんの兵庫県知事選出馬は、直前まで誰にも伝えていなかったようです。
斎藤氏は元々将来の知事候補として名前が挙がっていた人物ではあったが、兵庫維新の会にとっては寝耳に水の候補。維新の国会議員ですら出馬表明の数日前にようやく初顔合わせした状態であった。自民にとっても松井氏が送り込んだということで『維新の候補』という色が付いた斎藤氏を応援することに難色を示す人もいたと斎藤の知人が証言するような状況であった(週刊文春)
引用:Wikipedia
知事になったあとの方針なども周りに伝えることがなく、とにかく知事になりたいの一点張りで有力者へ売り込みに行ったとの話もあります。
兵庫県知事選挙就任後
斎藤元彦さんが兵庫県知事に就任して最初にやったことは「前・井戸知事の手掛けていた県政の完全否定」だったようです。
- 県庁舎の再整備事業を凍結
- 海外事務所やアリーナの建設も廃止
- ひょうご地域創生交付金などの廃止
- バス対策費補助の減額
知事に就任後は県政の方針を決める人員をかなり削減した「新県政推進室」を設置しましたが、11人だけで県政の方針を決定するなど「密室」での運営となっており、知事の真意や本音が伝わらないと県職員の不満が大きくなっていったようです。
トップに立って仲良しグループだけで、自分の好きなようにやりたかった、という構図に近いですね。
サイコパス気質は、知事になってから本格的に表に出てきたようですね。
まとめ
今回は斎藤元彦さんのサイコパス気質はいつから出始めてきたのかを調査していきました。
- 斎藤元彦さんは、学生時代はまじめでおとなしい印象だった
- 総務省に入省し、新人エリート官僚として佐渡市に出向したことからサイコパス気質があらわれる
- 知兵庫県知事に就任してから独断的な県政となり、サイコパス気質が表にでてきた
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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