2024年9月18日に中国広東省の深圳で日本人学校に通う男児が通学中に刃物を持った男に襲われました。
男児は救急搬送され、病院で長時間に渡る手術・救命処置がなされましたが、残念ながら亡くなってしまった非常に辛い事件です。
日本側は、事件の詳細や犯人についての情報の開示を強く求めていますが、「個別の案件」として詳しい情報が届けられていない状況のようです。
事件から少し時間が経ち、現在どこまで情報が入ってきているのでしょうか?
多分個人情報として伏せられているかもしれませんが、亡くなられた日本人男児の名前や犯人の名前、顔画像が発表されているのかを調査しました。
中国日本人学校の男児刺殺事件の概要
香港メディアの報道によると、9月18日午前7時55分、深セン市の日本人学校に通う10代の生徒が家族と一緒に通学中に、男にナイフで襲われました。
事件後深セン市公安局がすぐに現場に急行、鍾某容疑者はその場で逮捕され、負傷した男児はすぐ近くの病院に搬送。
現場到着が8時5分、8時15分には病院へ搬送されました。
病院の関係者はすぐに治療チームを結成。
応急処置のために深セン市の医療専門家を組織し省衛生委員会と連携して専門家を派遣。
心肺蘇生を継続しながら手術室へ搬送し複数の専門家が救命に全力を尽くしましたが、19日午前1時36分死亡が確認されたということです。
亡くなられた男児の名前は?
9月18日に日本人学校に通う男児は、19日早朝に亡くなられました。
警察は、この男児について、「シェン」という名前のみ公表しています。
さらなる情報があるかどうかチェックしていたところ、男の子の名前らしき記述を発見しました。
再掲 【深センで殺害された日本人男子生徒の父親、息子を失った悲しみを表明し、日中関係の維持を主張】 9月18日、日中混血児シェン君は母親に付き添われて学校に通ったしかし、残念ながら彼は早朝に中国人の鍾氏に刺されて死亡した。本日、殺害された男子生徒の父親、小山純平さんは中国人の友人に手紙を書き、彼の死に対する深い悲しみと、日中関係維持のため友好の架け橋となる決意を表明した。 、お休みなさい😭😭😭
この投稿の記述が正しければ、亡くなった男児の名前は、
「沈(シェン)」君ということになります。
他にも違う記述をみつけました。
深センの日本人男子生徒の父親が判明。 子供の名前は【沈航平】。
こちらの投稿が正しければ、
亡くなられた方は、「沈航平」君というお名前なんですね。中国読みでは「シェン ハンピン」と読むようです。
更にこの投稿には、父親のコメントらしきデータが添付されていました。
領事館あてに送られたものとのことです。
こちらの文書を書いたのが亡くなった男児の父親とする方が書いたものとされています。
(翻訳が異なるところがあるかもしれませんがご了承ください)
力石先生 古家先生
昨日は遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。
総領事館と企業に関するコメント決めるのはあなた次第です。
でもそれでも私の気持ちを理解して貰えることを願っています
だから私はこの手紙を書きます
自分の気持ちを整理するためかもしれない
うまく書かれてないところもあるかもしれません
私を許してください
転送するかどうか、誰に転送するか
ご自由にお決めください
ハングは昆虫や爬虫類が大好きです
独特の目力を持った人です
どんな小さな生き物でも見つけられる子どもたち
彼は誰よりも優しい心を持っている
子供の頃から絵を書くのが好きでした
彼は互角にとても才能のある子です
日本語と中国語を流暢に話すことができる
彼は私を深圳に同行することを注腸している
部分日食のせいで
最初は現地の食生活に適応するのが難しかった
でも最近は中華料理がますます好きになってきました
そして始まったばかりのバスケットボールの試合に夢中になった
彼は突然私達のもとを去った
全く想像していなかった
今、私の心は混乱と終わりのない悲しみでみたされています
かれがどのように成長するかはもうみれません
大人になるまで彼を守れなかった
一生忘れられない後悔になるだろう
航平は日本人です
彼の母親は中国人です
日本に10年近く住んでいます
彼の父親はすでに中国にいる男性です
人生の半分近くを過ごした日本人
航平が3歳になるまでほとんどの時間
全て中国人の妻の家で過ごしました
外の世界がどう報道しても
日本と中国の両方にルーツがあるということ
変わらないよ
私達は中国を憎んでいません
同様に私達は日本を嫌いではありません
国籍を問わず
私達は2人ともこの二国を自分たちの国だと考えています
習慣や文化の違いはあっても、私達は他の誰よりもよく知っています
私達はみな同じ人間です
ですから、歪んだ心を持った人が少数でも出てほしくないと思っています
卑劣な人々の犯罪
二国間の関係を損なう
私の唯一の願いは、この悲劇は二度と起こらない。
航平はかつて私にこう言いました。
将来は父のようになりたいです
たぶんそれはただの気まぐれです。
でも父親としてはこの一文は私をとても幸せにします
日本と中国の架け橋として働いています。
私の主な責任は両者間の認識上のギャップを埋めることです
円滑なコミュニケーションを促進する
もしこのような不幸な事件が起きていなかったら
彼は私よりも役に立つ人になると信じています
でも彼が誇りに思える人に今はなれるように頑張るしかない
これからも日中相互理解に勤めてまいります
少額の貢献をするこれは愛する息子への償いです
囚人への復讐でもある
最も重要なことは
航平に感謝の気持を伝えたい
私達を親にしてくれてありがとう
お時間をいただきありがとうございました
10年と8ヶ月と7日
私達はこれからも強く生きていきます
彼のために未完の旅を続けます
小山純平
こちらの文書はマカオのYouTube動画に投稿された内容を翻訳したものです。
こちらの文書が本物であれば、亡くなられた男児のお父さんが書かれたものということになります。
犯人の名前や顔画像は?
今回の事件を起こした犯人は、「鍾某(Zhong Mou)」と香港メディアで報じられていました。
深圳日本人學校一名10歲小童,在和母親上學中被人刺傷不治。《深圳特區報》今日(20日)報道,從深圳市公安局了解到,案發後,犯罪嫌疑人鍾某被當場抓獲。經審查,鍾某,男,44歲,漢族,無固定職業,2015年因涉嫌破壞公用電信設施被東莞警方取保候審,2019年因涉嫌虛構事實擾亂公共秩序被深圳警方行政拘留。鍾某對持刀傷害該學生的行為供認不諱。經調查,該案屬偶發個案,鍾某為單人作案。鍾某已於9月18日案發當日被公安機關依法采取刑事拘留強制措施。目前,案件正在進一步偵辦中。
<日本訳>
深セン市の日本人学校に通う10歳の児童が母親と通学中に刺されて死亡した。 「深セン特区日報」は本日(20日)、鍾容疑者が事件後その場で逮捕されたことを深セン市公安局から知ったと報じた。調査の結果、Zhongさん(男性、44歳、漢民族)は定職を持たず、2015年に公共電気通信施設に損害を与えた疑いで東莞市警察によって保釈され、2019年に深セン警察に行政拘留された。公序良俗を乱す目的で事実を捏造した疑い。鍾さんはナイフで生徒に怪我を負わせたことを自白した。捜査の結果、この事件は偶発的な事件であり、鍾氏は単独犯であることが判明した。鍾氏は事件当日の9月18日に法律に基づき公安機関により強制的に刑事拘留された。現在、この事件はさらに捜査中です。
引用:星島網
顔画像は、発見することができませんでした。
まとめ
今回は、中国日本人学校の刺された男児の名前や、犯人の名前、顔画像などの続報があるのかを調査してみました。
- 中国深圳の日本人学校に通う男児刺殺事件の男児の名前は「沈航平」君の可能性が高い
- 父親が領事館に宛てたとする文書が存在する可能性がある
- 犯人の名前は「鍾某」
- 犯人の画像は発見できず
お父様の文書にも書いてあるとおり、今回の犯罪は卑劣ではありますが、日中の相互理解は大切です。
これからの未来に大切なお子さんが10歳で亡くなられたことが残念でなりません。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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