2024年7月28日におきた静岡県菊川市の家族3人が殺害された事件。
逃走中の片山宏一容疑者が、7月30日逃走先の鳥取県の施設にいるところを発見され、身柄を確保されました。
自身も腹部に傷を負っているため、回復を待って逮捕の方針のようです。
家族の殺害ということで、片山容疑者の生い立ちに注目が集まっていましたので調査しました。
事件の概要
2024年7月28日午後2時30分頃、菊川市本所の澁谷昭一さん(87)の住宅で、澁谷さんと妻の育子さん(81)、次女の留美子さん3人が家にいたところ、長女の息子にあたる片山宏一容疑者が訪れ、3人を刃物で切りつけました。
事件当時長女は外出中で、留美子さんから連絡を受け、警察に通報していました。
警察が現場を訪れた際には血を流して倒れている3人がみつかり、いずれも搬送先の病院で死亡が確認されました。
育子さんは蹴られたほか、背中を刺され、玄関に倒れていました。
現場に警察が到着した時、育子さんはまだ意識があり、容疑者の当時の服装などを伝えたといいます。
昭一さんは胸を刺され、風呂場で倒れていたところを発見されます。
留美子さんは腹を刺されていたということです。
片山宏一の生い立ち
- 名前:片山宏一
- 年齢:27歳 (2024年7月31日現在)
- 学歴:高校卒業
- 職業:元自衛官
- 身長:約165cm
- 兄弟:兄か弟がいる
出身小学・中学・高校の詳細は確認できませんでした。
高校卒業後自衛隊に入隊しますが、現在は退職しており、住所・職業が不詳のままです。
自衛隊は陸上、海上、航空自衛隊に分けられますが、現在のところどの自衛隊に所属していたかについては公表されていません。
片山容疑者の母親は離婚後に現場の実家に戻ってきていたという情報があります。
「お孫さんというのは、長女の方に20代くらいの息子さんが2人いるので、そのどちらかだと思います。もともと長女は結婚して静岡県内の別の町に住んでいたのですが、5年ほど前に離婚して実家に戻ってきました。その時点で息子さん2人はもう独立していたので、同居はしていませんでした。だから姿を見かけたことがないんですよ」
引用元:集英社オンライン
片山容疑者は、事件前は静岡県の内外を転々としていたとみられることが分かりました。
過去に東京や川崎市などに住んでいたとの情報もあり、指名手配中はそちらの方面の防犯カメラ捜査も行われていました。
片山容疑者と殺害されたご家族とは暫くの間音信不通だったそうです。
また、被害にあわれたご家族の方々には複数回刺した形跡があり、恨みをもっていた可能性があります。
事件を通報した母親も、家族間のトラブルがあったと警察に話しています。
生い立ちが犯行動機に影響している可能性も考えられますね。
片山宏一の評判
指名手配中に知人や同級生の方々がメディアの取材にコメントをしていました。
誰かに攻撃的に当たったり、かっとなったりする人ではなかった
(家が)3階建てで、高いですよね。屋上からロープを垂らして、危ないことがあったりして、(近所の)皆さんが危ないからと言ったら、自衛隊でやってきたからどうのってことだった
目立っているイメージはない。悪い方でも目立っているイメージはない。特段、誰かに攻撃的に当たるとかかっとなるみたいな子でもない。普通の落ち着いた中学生という印象
積極的に話しかけにいくとかではなくて、あまり人と関わるようなタイプではなかった
運動神経が良くて男の子たちとわいわいしていたイメージ
すれ違えば照れながらあいさつしてくれる子
高校卒業後、自衛隊に入ったと聞いている
(自衛隊を)お金がたまったので辞めるとは聞いた
みなさんの片山容疑者に対する印象を要約すると、あまり外交的な性格ではなく目立った印象もなかったようです。
一方で、「やってもおかしくない変な人」という印象を持った方もいたようです。
逃走中の経過
事件後、片山容疑者は、JR掛川駅の防犯カメラに映っているのを確認されています。
事件現場からは7km離れており、黒っぽい服装でした。新幹線に乗って逃走した模様です。
2日後の7月30日午後7時ころ、鳥取県鳥取市の施設で発見、身柄を確保されました。
その時には、防犯カメラに映っていたときの黒っぽい服ではなく、別の服を着ていた、ということです。
現在は、自身で腹部に傷をつけたようです。
発見された施設は医療機関であると思われます。
命に別状はないとのことなので、逮捕は回復を待ってからのようです。
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