次の自民党総裁選挙に出馬の意向を示している外務大臣の上川陽子さん。
様々な大臣を歴任してきており、日本初の女性首相になるのでは?と、その活躍に期待の声も大きいですよね。
そんな川上陽子さんをネットで検索していると、「死神」というワードが出てきます。
いつから、なぜそう呼ばれることになったのか調査してみました。
上川陽子さんが、死神と呼ばれているのは何故?
死神と呼ばれ始めたのはいつ?
2018年7月6日のYahoo!知恵袋に「上川陽子法務大臣は死神と揶揄されますか?」と質問投稿がありました。
上川陽子さんが法務大臣になって死刑執行した人数が10名を超え、以前同じく10名以上の死刑執行を命令した故・鳩山邦夫元法務大臣が新聞社のコラムに「死神」と書かれたことがあったようですね。
「死に神」と鳩山法相を表現したのは、18日付朝日新聞夕刊のコラム「素粒子」。約3年の中断を経て死刑執行が再開された平成5年以降の法相の中で、鳩山法相が最も多い13人の死刑執行を行ったことに触れ、「2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」とした。
引用:iza
死刑執行人数が多くなったことから、「死神」と呼ばれることがあったのですね
後日、この「死神」発言が不適当であるとして、掲載メディアへ鳩山邦夫氏や被害者団体が抗議運動をしたという経緯もありました。
上川陽子さんは、実際にそう呼ばれていたのでしょうか?
Xで「死神」と書かれた投稿を発見。
鳩山さんのときにいろいろ物議を醸したせいか、大手メディアがはっきり「死神」と表現した記事や報道はみつかられませんでした。
一歩SNSでは、結構「死神」と投稿されたものがありました。
いつから呼ばれていたのか探していきますと、
2018年7月6~7日から「死神」と書いた投稿をみつけました。
2018年7月6日は、地下鉄サリン事件の首謀者、オウム真理教の教祖を名乗っていた松本智津夫氏をはじめとした計7人の死刑が執行された日です。
法務大臣就任時の死刑執行人数が16人
上川陽子さんは何度か法務大臣に就任していますが、2014年10月~2015年10月と2017年8月~2018年10月までの合わせて2年2か月の間で、16人の死刑執行を発令していました。
- 2015年6月25日
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KT(名古屋拘置所)(2007年・闇サイト殺人事件)
- 2017年12月19日
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関光彦(東京拘置所)(1992年・市川一家4人殺害事件)
松井喜代司(東京拘置所)(1991年群馬県安中市親子3人殺害事件)
- 2018年7月6日
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松本智津夫氏(東京拘置所)(以下全員オウム真理教関連事件)
早川紀代秀(福岡拘置所)
井上嘉浩(大阪拘置所)
新実智光(大阪拘置所)
土谷正実(東京拘置所)
中川智正(広島拘置所)
遠藤誠一(東京拘置所)
- 2018年7月26日
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岡崎(旧姓宮前)一明氏(名古屋拘置所)
横山真人氏(名古屋拘置所)
端本悟氏(東京拘置所)
小池(旧姓林)泰男氏(仙台拘置支所)
豊田亨氏(東京拘置所)
広瀬健一氏(東京拘置所)
最近の死刑執行人数は?
上の表は、年間の死刑が執行された件数です。
故・鳩山邦夫氏は、13名の死刑執行でした。(法務大臣の任期:2007年8月27日 – 2008年8月2日)
死刑執行を公表するようになってから、上川陽子さんが一番多いことになります。
死刑執行後のSP警護が首相級
死刑執行した死刑囚のほとんどがオウム真理教関連
オウム真理教が関連した事件は、多数の殺人事件や地下鉄サリン事件などというとても凶悪な事件でしたね。
しかも、教祖の松本智津夫氏をはじめとする教団の幹部の死刑執行だったので、執行を判断した上川陽子さんが教団の報復の対象となって、命を狙われる危険が大きかったと報じられていました。
「麻原の刑執行で、最も懸念されているのは、上川氏が信者らからの報復対象となって、身の危険が及ぶことです。刑執行にあたっては今後の身の安全を保障しなくてはいけなかった」と指摘する。オウム事件に関連しては1995年、国松孝次警察庁長官(当時)が何者かに狙撃された事件が起きた。
この日の会見には2人のSP(警護官)が伴った。通常、大臣にはSPが警護し、自宅も24時間も警備される。
「大臣を退任した後は通常、SPは外れますが、上川氏は生涯、要警護対象者となって、退任後もSPが付くことになるでしょう。一生SPが付くのは首相経験者だけです。本人からの申し出があれば、警護を断れるが、不測の事態が起きれば警察の責任問題になる。少なくとも数年は警護を外すのは難しいでしょう」(永田町関係者)
引用:東スポWEB
SP警護体制は?
上川陽子さんは現在外務大臣のため、要警護対象者ではありますが、退任すればSPはつかなくなります。
しかし、上川陽子さんはオウム真理教関連の死刑執行を計13人行っているので生涯要警護対象になるようです。
一生SPが付くのは、首相経験者だけのため、首相級の警護体制ということになりますね。
現在も、警護が厳重である様子がうかがえますね。
まとめ
今回は、上川陽子さんが「死神」と呼ばれているのは何故かを調査していきました。
- 2008年に故・鳩山邦夫元法務大臣が13人の死刑執行をしたときに「死神」と報じられた。
- 上川陽子さんは2018年に13名、任期中に計16名の死刑執行をしたことから、鳩山邦夫氏に次いで「死神」と呼ばれるようになった。
- 死刑執行数は鳩山邦夫氏を抜いて、公表を始めてからTOP
- オウム真理教関連の事件で、教祖松本智津夫をはじめとした死刑囚13名を死刑執行したため、教団の報復に備え、首相級のSP警護が生涯続く
死刑執行を判断するというのは、職務であったとしても相当の覚悟が必要だと思います。
「死神」という言葉はどうしてもマイナスイメージに捉えられてしまいますし、いろいろ議論や問題が生じていたようですね。
一方で、一刀両断的な力強いイメージもあります。
総裁選へ前向きな報道もありますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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